トールキン 旅のはじまり
トールキン 旅のはじまりを観ました。あの指輪物語のJ.R.R.トールキンの半生を描いた作品です。
父も母も失いロンドンに出てきたトールキン兄弟。後見人の神父の支援のもと、なんとか奨学金を得てオックスフォード大に進学、言語学を学びながらも第一次世界大戦に兵士として参戦するあたりがメインの話です。
基本的に史実にそった展開だと思います。孤児という身分なのに名家の指定が多い高校や大学で学ぶ時の軋轢や友情が描かれます。いかにもイギリス文化な描写も多い。トールキンはやはりイギリスではアングロサクソンではない響きのファミリーネームと受け取られるようです。最初はトールカインって読まれてるし。同じ下宿で育った女性エディスがまた薄幸のツンデレっぷりでこういうのイギリス人は好きなんでしょうなぁ。ラブロマンス要素も十分あります。
ただ、淡々としすぎていてアクションは乏しくそういう意味で娯楽作ではないかもしれません。文学を楽しむ心が必要な映画です。
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