でかいの日記帳

2019/9/23 Monday

アイネクライネナハトムジーク

Filed under: - dekaino @ 21:15 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪ゃゃ吾若のはてなBookmark被リンク数

アイネクライネナハトムジークを観ました。eine kleine nachtmusik 直訳すると小夜曲ですね。男性と女性の出会いをテーマに群像劇として描く作品です。仙台駅前のペデストリアンデッキでギターをかき鳴らす人がアニメ版ベルばらのセーヌ川の吟遊詩人みたいなシンボル的扱いになってます。

映画の予告編では多部未華子がバリバリ出てくるのですが、確かにヒロイン扱いなのですが、全然出番が少ない。なかなか出てこないし、出てきた後もしばらく出てこないし、テレビドラマでも引っ張りだこだから映画撮影している時間がないのかなぁ。日日是好日でもそうだったんだよね。でもその代わりに森絵梨佳がたーくさん出てます。理想の人妻として素晴らしい演技をしています森絵梨佳。森絵梨佳に免じて多部ちゃんの出番の少なさを許してほしい。

若い人に受けそうな恋愛もので、舞台も仙台中心部でなかなかイイ感じです。10年前って設定ならまださくら野百貨店も健在だった頃なんだなぁ… とか思ってしまう。できれば冬の雪景色もみたかったですね。
出演者の多くが子役の頃から有名だった役者で演技も深いものがあります。役者だかプライベートのそ出会いも劇的だったりするのだろうか? いきなりアンケートを快諾してくれた人が多部ちゃんだったらびっくりするよなあ。
なかなか良い作品です。

見えない目撃者

Filed under: - dekaino @ 21:06 このエントリをはてなブックマークに追加 荀のはてなBookmark被リンク数

見えない目撃者を観ました。韓国映画BLINDのリメイクだそうです。元警察官で後天的に視覚を失くした女性がたまたま接触した不審なクルマについて事件性を感じ、警察に通報するところから始まる事件の物語です。
盲導犬のシーンはよく撮れています。素晴らしい。しかしケータイで動画通話してるシーンはリアリティがない。地下鉄のような電波が薄い場所でそんなことできるのかね? そして本作は推理ものとか刑事ものではなくて、基本ホラーです。R15です。ばりばり出血しますし、視覚がないところに敵が襲ってくるという怖さがまさにホラー。大型洋館で刃物を持った異常者に追っかけまわされる系ですよ。吉岡里帆が襲われちゃうー。でも主人公も車運転したまま足元に落ちた小物を拾おうとして事故るとか、警察官としてわきが甘すぎ。横着しないでちゃんと路側にクルマを駐めてから拾おうな。

謎解きよりホラー要素がすごい作品です。

トールキン 旅のはじまり

Filed under: - dekaino @ 20:56 このエントリをはてなブックマークに追加 若 障のはてなBookmark被リンク数

トールキン 旅のはじまりを観ました。あの指輪物語のJ.R.R.トールキンの半生を描いた作品です。
父も母も失いロンドンに出てきたトールキン兄弟。後見人の神父の支援のもと、なんとか奨学金を得てオックスフォード大に進学、言語学を学びながらも第一次世界大戦に兵士として参戦するあたりがメインの話です。
基本的に史実にそった展開だと思います。孤児という身分なのに名家の指定が多い高校や大学で学ぶ時の軋轢や友情が描かれます。いかにもイギリス文化な描写も多い。トールキンはやはりイギリスではアングロサクソンではない響きのファミリーネームと受け取られるようです。最初はトールカインって読まれてるし。同じ下宿で育った女性エディスがまた薄幸のツンデレっぷりでこういうのイギリス人は好きなんでしょうなぁ。ラブロマンス要素も十分あります。

ただ、淡々としすぎていてアクションは乏しくそういう意味で娯楽作ではないかもしれません。文学を楽しむ心が必要な映画です。

記憶にございません!

Filed under: - dekaino @ 20:28 このエントリをはてなブックマークに追加 荐吟障!のはてなBookmark被リンク数

記憶にございません!を観ました。ある日、内閣総理大臣が投石を頭に受けて記憶喪失になってしまうという、三谷幸喜のコメディ映画です。
2019年の政局からすると首相をバカにする噺家と思いきや、実は首相は頭がいいんですね。そういう話です。しかも、これは現政権の批判映画ではないとするために、いろいろ防衛策が打長けれてます。本作。明らかに平成の前半の話なんですね。だってみんなケータイがガラケーなのよ。誰もスマホを持っていないしtwitterもない。あって某巨大掲示板くらい。明らかに20年は前の話。少なくとも原発が水蒸気爆発なんかしてない頃のまだまだ余裕があった頃の日本の話なんです。
三谷作品なので、とくにん役者本位で遊びまくってます。コメディとしては大変に楽しいです。ただ政治ドラマとしてはかなり浅い。もはや政治的にキワドいネタはできない時代なのかもしれません。
トランプを揶揄するネタもないです。つーか米大統領は女性だし、シン・ゴジラの石原さとみの大統領補佐官よりは、木村佳乃の女性大統領の方がマシでした。そこだけはスゴい。

とにかく政治的には無色透明の政治性のないギャグしかない政治コメディ。薄味過ぎてビックリな作品なのです。これが忖度ということなのか…

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

Filed under: - dekaino @ 20:09 このエントリをはてなブックマークに追加 潟鴻祉≪潟祉≪祉帥ゃ祉ゃ潟祉のはてなBookmark被リンク数

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドを観ました。1969年の映画やテレビドラマの街ハリウッドを舞台にした話です。部隊の主軸となるのはシャロン・テート殺人事件。50年前の話なので今では知らない人も多いですが、当時は犯人不明の有名芸能人殺人事件として大変なゴシップネタとなり、その後犯人が判明した後もずっと世間を騒がせていた事件です。
フィクションキャラクターである落ち目の西部劇スターと専属のスタントダブルのペアをディカプリオとブラピが演じ、落ち目なのにとてもダンディーな役者魂を見せてくれます。彼らを軸に同時のハリウッドの風俗を生き生きと描き、そして殺人事件へとつながる不穏な流れにドキドキさせられます。

50年前に若かった60代から70代の人には直撃の映画です。いわば三丁目の夕日のハリウッド版みたいなもの。同時期にアポロ11号が月への有人飛行を成功させていますが、それについてはガン無視なのもタランティーノっぽいところではあります。

時代なのかがんがん酒タバコ、そしてLSDや大麻がばんばん出てきます。ヒッピーは半グレ的な扱いだったのだなぁ。老人向けなんだけどすごくポップで面白い映画です。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -

Filed under: - dekaino @ 17:37 このエントリをはてなブックマークに追加 眼<ゃ祉眼<若若 紊篌 - 羂檎荐篋阪就 -のはてなBookmark被リンク数

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -を観ました。とてつもなく副題長いですね。例の放火テロでとても有名になってしまった京都アニメーションです。本作はあの事件の前日に完成したそうで、製作は事件の影響はちゅく説は受けていないとのこと。ただエンディングのクレジットに関係者全員の名前を載せるという異例の措置が取られたのでした。

話はテレビシリーズにも絡む外伝的なストーリーで、お嬢様学校で王室にも顔が利く有力なヨーク家のお嬢様を主人公のヴァイオレットが教育するという話です。同窓にランカシャー家のお嬢様もいてかなり敵対的な態度。これはこのまま薔薇戦争まで発展して映画ならではのバリバリアクションを見せるのかなと思ってたら、なんか実はいい人でした的オチで紛争回避。アメリカドラマでよくありがちな養子モノのお涙頂戴ストーリーで決着。まあ新鮮味はないですが真面目に作られた作品です。

24 queries. 0.470 seconds. Powered by WordPress ME
For questions or comments, please send mail to: webmaster@dekaino.net