二ノ国
二ノ国を観ました。レベルファイブの同名ゲームが原作ですが遊んだことはありません。設定はゲームと似ているがストーリーは映画オリジナルらしいです。
レベルファイブ作品らしく売れた映画を研究してマーケティングしまくってる感がありありとみてとれます。そのせいかクオリティは高いアニメーション映画になっていますが、どこかでみたような新鮮味がない作品だとも言えます。とくにヒロインの声が声優ではない有名女優(永野芽郁)が演じて違和感バリバリなとことか、そんなのジブリ映画の悪いところを真似しなくてもいいんだよ。主役の山崎賢人は違和感ないのになあ…
異世界描写はゲームの設定を踏襲しているのだろうけど、いまいち劇場作品としては弱い感じで、もうちょっと日常に密着したところで異世界感は出せないのかなとは思いました。ちょっとした雑貨が違うだけで異国感は出るんだよね。傘とか灯りとか皿とか食器とかね。大道具系だけ異界なのに生活雑貨が現実世界と同じだから白けてしまう気はする。センス・オブ・ワンダーのスピリッツがないのはレベルファイブの特徴の一つだからしょうがないと諦めるしかないかもです。
お金はかけていて品質も高いのですが、いろいろ気になるところも多い。ある意味でとても美味しい作品だと思います。