バースデー・ワンダーランド
バースデー・ワンダーランドを観ました。小説「地下室からのふしぎな旅」(柏葉幸子作)が原作だそうですが未読です。キャラクターデザインはロシアの人ということで、西洋から見た東洋人のイメージなのか、みんな目尻がつり上がっているあたりが特徴的です。
本作は主人公の小学生女子とその叔母さんの2人が異世界に行くというありきたりと言えばありきたりの物語なのですが、個人的に主要3人の女性キャラクターにまったく感情移入できないので楽しめませんでした。
戸建ての家で専業主婦をしていて庭にあるブランコに乗ってる料理が上手いキラキラしてる母親、その妹で実家をスピリチュアルグッズ店に改造して商売している浮世離れした叔母、小学校のイジメに消極的に加担している主人公、みんなクソですよ。そして異世界での経験で成長するというかキラキラ度が増すだけなんですね。
キラキラしてて地に足ついてない感じがどうにも耐えられません。
主人公一家の浮世離れした生活を支える父についてはまったく出てきませんしね。どうも25年前に母は実家から異世界に行っているようなんですが、だから何だという感じ。
叔母さん ああいう生活でスピリチュアル沼に浸っていると男性の縁ははヒモを飼うしかないだろうと思っていたら、案の定ヒモ候補といい感じになって笑えました。バイオリンで飯が食える男は万に1人だし、スピリチュアルグッズを買いに来て押売りされて折れるような男は絶対紐にしかなれないわー
本作は確かにファンタジー映画ですが、異世界がファンタジーというよりは 女3人の生き様がオカルトでスピリチュアルな意味でファンタジー作品なのです。
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