キャプテン・マーベル
マーベルのヒロインではなくて女性ヒーローのキャプテンマーベルの誕生およびアベンジャーズの設立秘話の話です。
時代は1995年のアメリカ。1995年のアメリカの風俗の再現度が高くて胸熱です。ある意味、三丁目の夕日とかバブルへGo!みたいな過去再現レトロ映画になります。
なんたって主役が地球に落下した場所がどでかいレンタルビデオ屋チェーンのBlockBuster(もう倒産してます)で、通信機を修理する電気屋RadioShackのロコが古いわけです。日本で言えば古いナショナルのロゴをつけた電気屋に匹敵。
ここらの1分足らずのシーケンスで時代が現代ではなく90年代前半なんだなって観客はわかります。
PCもWindows for Workgroups3.11でアナログモデム接続でNetscapeNavigatorでAltaVistaで検索ですよ。なんてレトロ!
ここで Sega GenesisとかDECのHinote Ultraとか出てきたら完璧だったのに!!
携帯電話出てこず 最新機器として双方向通信可能なPager(翻訳ではポケベル)が出てきました。クルマもみんな旧車。無駄にCG使いすぎです。
ストーリーは80年代の日本アニメみたいな、悪役側にも事情があって実は主人公側も正義ってわけではない感じがするんです。ガンダムの連邦とジオンみたいな感じ。まあそれでも人工知能は悪というアメリカ的な善悪基準はあるんですが。
ハートウォーミングな話でもあり、若いフューリーをサミュエル=L=ジャクソン本人が演じていたりなんかいろんな要素がごちゃ混ぜでいかにもマーベル映画なところが素晴らしいです。マーベル映画の中でもお勧めできる作品だと思います。