スパイダーマン:ホームカミング
スパイダーマン:ホームカミングを観ました。高校生のピーターがめちゃくちゃ善人過ぎて笑えるレベルです。こんな純粋培養な正義のヒーローってなかなかいないですよ。トニースタークが汚い大人に見えてしまいます(実際汚いんですけどね。武器産業で儲けてる死の商人ですし)
高校生クイズ大会の代表メンバなのに、いざというときスパイダーマンの活動のために失踪して退会をすっぽかすあたりが、いかにも昔のヒーローものっぽくていいです。
ピーターを育てているメイおばさんが妙に若いんですね。全然枯れていないというか独身で男を誘う系。伝統的にスパイダーマン世界ではピーターが成人する頃に養い親のおじおば夫婦が敵に殺されちゃうことが多いんで心配です。
ピーターは最初から最後までずっと青いままであまり成長しませんが、彼なりの正義を貫き通して周りに認めさせるところまで行きます。そこらへんは見事です。
スタンリーも小うるさいニューヨーク住民として恒例カメオ出演してます。あそこまでオーラが出てるモブキャラっていないよなぁ…
本作では人がほとんど死なないんですよね。ディズニー映画みたい。少ない例外の悪の一味のチンピラも、悪の組織内でも問題視されるほど悪いチンピラが懲罰されるときに勘違いによる事故死な感じで殺されたわけではないのです。
安心して(?)低年齢層に見せられる作品となっています。最近のマーベル映画は大人向けのシビアにな設定が多かったのでこういうのもたまにはいいです。