サバイバルファミリー
サバイバルファミリーを観ました。いきなり電機が使えなくなった世界をサバイバルする家族の話です。
似たような米ドラマRevolutionってのもありましたね。Season2であえなく打ちきりでしたが。
本作は現実的な科学交渉は切り捨てて、三丁目の夕日が描く美化された昭和30年代のように、美化されたサバイバル生活だけが出てきます。本当にキレいなもんです。電力喪失してるのに人ひとり死ぬシーンが出てこないです。
運行中の飛行機はみな落ちるだろうし、原子力発電所はもれなく爆発するだろうし、人類は人口の半数を失って今日降るレベルの災害がありそうなものなのにほのぼのとサバイバル生活が描かれます。
Revolutionでも出てきましたが、電気がなくても動く乗り物として蒸気機関車が出てきます。
でも蒸気機関車がうごくなら電子制御してない古いディーゼルエンジンだって動くはず。
高速道路に動いてるトラックやラパスがいてもおかしくないんだけど出てきません。
つーか蒸気機関車をわざわざ管理してる方が無理がある展開です。坂道でエンジン押しがけしてバス走らせた方が楽だと思います。
電力が復活した後も、原潜はすべて沈んだまま乗員が死んでるだろうし、世界のパワーバランスがとんでもないことになってそう、とか考えてはいけない作品なのです。