マッドマックス 怒りのデス・ロード
マッドマックス 怒りのデス・ロードを観ました。有名なマッドマックスシリーズのリメイクというかリブートです。マッドマックスシリーズは北斗の拳の元ネタとしても有名ですね。
本作はハリウッド映画ではないので勧善懲悪ではありません。
主人公サイドにも敵対サイドにも第三者サイドにもそれぞれになぜそのような行動をするか理由がはっきりしており、その理由が本能直結でまったく作り物臭さがありません。そういう意味で近未来デストピアという非現実的な設定ながらキャラの行動原理はとてもリアル、現代社会の寓話にも使えるレベルの鋭い世界観です。みんな悪気なくやりたいようにやってて、利害関係だけでつながってるんだなぁってリアルな現実を突きつけられます。
イモータン=ジョーにはジョーなりの理由があり、彼の愛妾たちにも、ウォーボーイズたちにもあります。♪みんなみんな生きているんだ、友達じゃないんだー
そして砂漠シーンが圧巻。さすが国土のほとんどが砂漠の国オーストラリアです。一部、南アフリカで撮影したシーンもあるらしい。
戦闘シーンもCGに頼らないアクロバティックな表現が新しくてよいです。サーカス団員がピュンピュン襲ってくる感覚 こわいです。
そしてエンジンのメカニックが重要な世界観ってスタートレック以来ではないかという気がします。エンジン整備できる奴は正義、走らせながら修理できる奴は神です!!
名作の看板に恥じぬ傑作です。
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