でかいの日記帳

2015/4/11 Saturday

ジュピター

Filed under: - dekaino @ 11:19 このエントリをはてなブックマークに追加 吾ャ帥爾里呂討Bookmark被リンク数

ウォシャウスキー兄妹のジュピターを観ました。

実は地球は異星人がオーナーの人間牧場だった! みたいな設定で、バビル二世のように自分と遺伝子が一致する人間が現れたら、その人に王位とすべての遺産(地球を含む)と譲るって話が空から降ってきた一人の地球人女性の話です。
バビル二世と違うところはDNAが同じ故女王の子ども達がまだ生きていること。異星人の金持ちは長命というかほぼ不老不死っぽいです。

ストーリーは2つに分かれていて、前半は女王の位と遺産を相続するまでの騒動です。DNAが一致しても相続手続きを取らないとダメらしくて、相続させたくない故女王の子ども達が手下を送って妨害します。後半はなんとか相続手続をとった主人公と故女王の子供たちとの戦いです。

タイトルは主人公の名がジュピターってところからきています。原題はもう少し長くて"Jupiter Ascending” つまり(女王の位を)受け継ぐジュピターってタイトルです。もちろん木星のジュピターにもかけてあって、人間牧場である地球を監視する基地が木星の大赤斑の中にあるのです。
劇中ではジュピターと命名した父に対し母が惑星の名をつけるなんて変とか言ってました。男の名を娘に付けるなんてッて文句言うならまだ理解できますが、Jupiterって惑星の名前でもあるけど、その前にローマ神話の主神の名前だよ。ローマ建国の祖ロムルスとレムスの祖父がJupiterだよ。ギリシャ神話のデウス相当のメジャーで偉い神様ですよ。

特撮は非常にお金が書けてあってゴージャスですが、シナリオはちょっと薄っぺらい、良くも悪くもアメリカ人受けしそうな薄さです。
主人公の敵にあたる故女王の子ども達がゲスでごずるくて悪者一辺倒なのが薄い。金持ち一族にだってもう少し正統性というかそういう地位についた経緯や特権を持つに至った正当な経緯があるんだと思うんだよね。社会のトップに位置する家族としての説得力が皆無なのが残念。
二つの正義がぶつかるのではなく勧善懲悪的に悪い奴が倒されてめでたしめでたしって子供向けなストーリーです。
バビル二世ですら、主人公の敵のヨミ様は人格的に優れていて部下からの忠誠も厚かったというのにね。

本作はSFの形をとっていますが本質は主人公ジュピターにいつも同行し護衛する戦士ケインとジュピターとのラブロマンスが主眼なんだと思います。

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