熱が出た
扁桃腺が腫れて39.4度の熱が出ました。医者に抗生物質もらって飲んで休んだら少し楽になってしました。
だるい。
放課後ミッドナイターズを観ました。人体模型と骨格標本が主役ってビジュアルだけでインパクトがあるCGアニメ作品です。
もともと自主制作的短編があり、それを商業映画として長編化したのが本作だということです。
脚本が素晴らしく、自分が子供だったら夢中になったと思います。仮に80年代に本作が公開されてたら社会的現象にまでなったかも知れません。ただ子供の数が少ない21世紀の日本、しかも公開時期が夏休み最終週から(北海道・東北ではもう夏休み終わってるし)、宣伝も子供には届いていない状況で、週別の興行収入邦画トップ10に一回も登場することなく、消え去りました。
もうちょっとうまくできなかったのか。T-JOY弱いよなぁ。東映特撮に短編を同時上映して知名度あげてから長編単独公開するとか、もうちょっとやりようがあったろうに。作品の出来はいいだけに残念です。
映像的には水の表現にちょっと難があります。これは予算の関係か? お金がなくともプールのシーンを描き切るぞという監督の暴走なのか? ちょっといまどきのCG映画らしからぬしょぼい水が見られます。最近めったにこんな水は見られませんぜ。
音楽はよくできてます。音楽室の話も素晴らしい。ただシューベルトの肖像画は悪意あるよなー。あの人メガネかけてたせいでイタズラで黒メガネ化されやすくはあったけど、あんなに凶悪な顔ではなかったろ!
なぜミッドナイター達が存在するか、メダイを集めると願いが叶うのか、そこらの理屈は全く説明されません。もちろん主役の2人(?)がなぜ動くのかも。でもそれでいいじゃんと思えてしまう熱量が本作にはあります。勢いだけは超大作級の作品です。
るろうに剣心を観ました。少年ジャンプの連載マンガの映画化です。
正直、原作のマンガは理屈っぽく、しかもトンデモ理論で、面白いとは思えない作品だったのですが、本作は違います。
設定だけを原作から借り、ひたすらチャンバラに徹したのが本作です。
佐藤健の剣劇は本当に巧い。そして原作にある剣技の理屈を完全スルーしたのが大成功。理屈抜きでビジュアルで納得させてこそ優れた映像作品なのです。
基本チャンチャンバラバラやってるだけなのでどうでもいいのですが、キャラクター配置も原作に準じてます。女道場主の薫を頭が軽そうな武井咲が演じることで「まぁ何でもアリか」感をうまく出しています。いつのまにか家に入り込み料理まで作ってしまうコワい女 恵を蒼井優に演じさせたのもいい。森にいそうな、もとい、家主の意に関わらず家に居つきそうな女のイメージ抜群、本当に気持ち悪くて不気味な女を表現しきってます。いやーこんなのがいる家には帰りたくないわー
弥彦は新人子役の田中偉登が演じます。原作ではもっとキレキレでミドレンジャーばりに失敗して話の発端を作る役どころでしたが、本作ではただの剣術少年に過ぎず毒抜きされてます。まぁ恵という妖怪を結界を破って家に引き込んだ件は大失敗といえばそうかもしれないが、妖力に惑わされてたんだよな。
正統チャンバラ映画として出来のいい作品です。
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