ダーク・シャドウ
ティム=バートンのダーク・シャドウを観ました。主演はジョニー=デップです。
70年代のアメリカテレビドラマのリメイク作品です。オリジナル作はゴシックホラーですが、微妙に安っぽい作りがいい味を出していました。残念ながら日本語版は制作されていません。本作は、そのいい味具合を活かしたコメディー要素がかなり加わっています。
怪奇大作戦と怪奇大家族の関係と言えばいいのか? とにかくホラーものってギャグやコメディと非常に親和性が高いんですよね。クトゥルフ神話だってホラーとしては消費されつくしてもはやギャグのネタ元扱いですから。ポニョしかり、栞と紙魚子しかり、ニャル子しかり。
舞台は1970年代のアメリカ東海岸メーン州の漁港町。シニア層目当てでかなり忠実度の高い70年代の街と音楽と風俗を再現しています。
ティム=バートンらしい残虐かつバカらしくちょっとエロい、エログロナンセンスな風味の吸血鬼ホラーコメディにしあがっています。
ジョニー=デッブ演じる主人公は真面目ではあるけれども、決して善人ではなく(もはや人でもない)、でも悪人でもない(邪悪な存在ではあるけれど)。敵の魔女もただの自分の欲望に忠実な有閑夫人的なキャラ。振り回される街の住人はいい迷惑なのは確かです。
軽い感覚のおバカ映画として楽しむのが吉。