でかいの日記帳

2011/11/10 Thursday

カイジ2~人生奪回ゲーム~

Filed under: - dekaino @ 0:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ��2��篋榊��絅����蚊�若����のはてなBookmark被リンク数

カイジ2~人生奪回ゲーム~を観ました。
大ヒットした前作の続きです。
メディアミックスでアニメのテレビシリーズも放送されてました。本作はTVアニメ版とは粗筋こそ同じですが、基本的に別作品と思ってよいです。

とにかく冒頭から笑えます。開始30秒で地下チンチロシーンでシゴロ賽発覚、即座にハンチョー退場。いきなりこんな贅沢なスタートはスゴい。モモタロスも驚きの初めからクライマックスのノリ。怒涛のカイジワールドです。

さて今回気になるのが吉高由里子が演じる裕美。映画版オリジナルキャラです。カイジの世界には女は不要。唯一許される♀は美心(みここ)だけと言われてたのに、いきなりきれいどころ投入です。まぁだからといってカイジがモテるわけでもほだされて付き合うことになるわけでもないのですが、やはりなんかちょっと浮いている感じなのは否めません。
大人の事情として映画の製作費を出す金主の不安を和らげるためだけに若い女優を起用しなければならないのも理解はできるのですが、やはりここは禁欲的に男だけの世界にしてほしかったなぁ。カイジに美女は似合わない。

本作のオリジナルギャンブル「姫と奴隷」も、利根川のローズ(通し)ネタは面白かったものの、ゲーム自体は単なる三択ギャンブルで、言葉による心理戦も子供のババ抜きレベル。痛いのを通り越して悲しさを感じてしまいました。

見どころは沼ですね。実際に板金加工して作り上げた一品物のパチンコ台 沼がすごい。本当に重厚で存在感バッチリ。
頭の中で想像するのと、実際にモノを作るのでは全然違うのがよくわかりました。パチンコ玉が貯まって貯まってあふれていく表現もリアルでいい。映画版を観てしまうとアニメの演出は嘘っぽく軽く感じられます。そらそうだ、圧搾空気ごときでパチンコ玉は宙を舞わないよなぁ。

ギャンブルに勝った後の最後のオチはよく出来てます。ここは感心しました。まさにカイジっぽい終わり方。利根川の老練さとカイジの青臭さの対比が素晴らしい。

前作では強調されていた死の危険とか生理的苦痛という要素は、本作ではきれいに取り除かれており、娯楽作としての完成度、一般受け指数はだいぶ高くなっています。
文句なく楽しめる娯楽映画。

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