Sucker Punch(エンジェル ウォーズ)
Sucker Punchを観ました。
Sucker Punchは不意打ちのパンチって意味です。なぜか邦題はエンジェル ウォーズ、まったく意味不明な邦題です。
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2005)の長女役を演じたエミリー=ブラウニング(当時16歳)が主演。
当時はいかにも日本人ウケのいい美少女で、2chにもスレが乱立していました。
そして22歳になってもヘソ出しセーラー服with日本刀が似合うのです。
現実と妄想の世界を行き来する世界観がいかにも押井守っぽくて、日本のアニオタに受けそうなストーリーです。
配給のソニーピクチャーもそこはわかっていて、あえてアニメ声優ユニットのスフィアに吹替えさせて公開する戦略に出ています。
でもせっかくやるんだったら、ディズニーの日本語版みたいにもっと金と時間をかけて、劇中歌も吹替えさせるべきでしょう。
本作はセリフが少ないのでなおさらです。つまんない邦題といい、ソニーピクチャーはアニオタを舐めてるんじゃないのかね?
ハリウッドらしからぬ難解な奇作。でも押井守作品が理解できる人ならたぶん楽しめるはず。