でかいの日記帳

2011/1/4 Tuesday

ロビン・フッド

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ロビン・フッドを観ました。
中世イングランドのリチャード獅子心王からジョン王にかけて、マグナカルタが成立したあたりを主題にした英国史群像劇といった感じの映画です。

主人公のロビン=ロングストライドが後のロビンフッド伝説になるという説に沿った比較的史実に忠実だが演出もちょこちょこ入る大河ドラマ風なストーリーです。
十字軍から帰還したロビンがノッキンガムの諸侯領のごたごたに巻き込まれ、なぜかフランス軍と戦います。本作中ではフランスはあくまでもイングランド侵略をねらう完全悪として描写されます。

とはいっても、当時のイングランド王もノルマン系、つまり当時のフランス王と同系のフランス貴族。フランス王家の娘を王妃にするのも親戚同士同士でやりとりしてるようなもので当然のお付き合い。北部諸侯のサクソン人達にとっては、土着化して英語をしゃべるようになったフランス人王と、フランス語しか話さない大陸本土のフランス王の領土争いに巻き込まれているようなもの。どっちが勝っても大差ないと思ってたわけです。

だからこそジョン王はマグナカルタみたいな妥協案を提示せざるを得なかったわけなんですが、そこら辺の事情は作中で明示的に説明されません。日本人のほとんどが信長、秀吉、家康を知っているように、イギリス人にとってジョン王は愚昧な王として有名(シェイクスピアの戯曲にもなってる)で、そんなの説明する必要もないのでしょう。

BBCがつくる歴史劇に近い気もしますが、さすがに劇場作品だけあって戦闘シーンは臨場感抜群の鮮やかなアクションになっています。馬もいっぱい出てきます。
馬に乗ったままつっきれるくらいまばらな樹木の群生地、日本だったら林とすら呼ばれないようなすかすかの林、しかしイングランドでは強引に森と呼んでしまう土地も出てきます。これがいわゆるシャーウッドの森のモデルなんでしょう。

イギリス史に興味があれば楽しめる作品。

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