牙狼<GARO> 〜RED REQUIEM〜
牙狼<GARO> 〜RED REQUIEM〜を観ました。
テレピシリーズから5年のブランクをあけて製作された劇場版。しかも3D版のみの上映とは、まさかこんな企画が通るとはビックリです。
どうもパチンコの牙狼GAROが好調なようで、そこらへんからお金が出ているみたいです。つまり本作で作られた映像素材はパチスロ新台に流用される可能性が高い。3D前提の素材ということは裸眼3Dパネルでも搭載した台でも開発されるのでしょうか?
ストーリーはテレビシリーズの外伝的な話。そもそもテレビシリーズに出てた役者は主人公と彼が持つ指輪(魔道輪)しか出てこないので、オリジナルシリーズとの関連は薄いです。
しかし、いかにも深夜テレビシリーズ的な安っぽさといかがわしさを感じさせる画作りで、いい意味で劇場版らしくありません。3D効果も3D専用として作られているのでいい感じです。
ゲストヒロインの松山メアリ(魔戒法師の烈花役)も新体操/バレエの経験を活かしたアクションがエロかっこいいです。同じバレエ経験者の佐藤康恵のような人外の魔女的雰囲気はないけど、とにかくかわいいのはいいですね。また、メガネをはずすというアイデンティティを危機にさらすほどの体当たりの演技をした、ホラーの被害者役の時東ぁみもいい演技をしています。
ただ、スーツアクターも別の人になっているのが残念。マーク武蔵のアクションが見たかった!
ちなみに馬はテレビシリーズ同様出番が少ないです。出番が少ないからこそのプレミア感がある黄金の馬。魔界騎士のくせに滅多に騎乗しないのがGAROらしいところです。
特撮映画としてはかなりよい出来。昼間っから深夜テレビ感覚に酔いたい方におすすめ。