おまえうまそうだな
おまえうまそうだなを観ました。
ベストセラーの絵本が原作らしいですが読んだことありません。
母、主人公、その子 という三代の恐竜一家の話、ただし実の親子関係はないというありがちといえばありがちなファミリーストーリー。
恐竜たちの骨格が人間そのものなのが面白い。円谷特撮の着ぐるみというか、劇団四季のキャッツとかライオンキングみたいな特殊メイクした役者が演技しているような味わいです。しぐさとか完全に人間そのもの。
どんな表現も可能なアニメであえてこういうことするのは何か信念があるのか、それとも人間ではない骨格で演技させられるアニメータが希少でそろえられなかったせいなのか、謎です。
アクションはかっこいいけど科学考証以前の問題でリアリティはありません。現生鳥類と同じ形態の鳥とティラノサウルスが一緒にいるとか無茶な話ですが、まぁ原作は絵本なのでご愛嬌。
お涙ちょうだい的な話だけど、それほどご都合主義ではなくシビアな味付けなので大人でも楽しめる骨太な話になっています。三代の家族なので孫を連れたじいちゃんばあちゃんって客層をターゲットにしているのかもしれません。
100%手描きアニメ、変な3Dアニメより面白いです。