コララインとボタンの魔女
コララインとボタンの魔女を観ました。人形アニメの手法を使ったストップモーションアニメを3D映画に仕上げた作品です。
一部、合田経郎のこまねこに強く影響されたと思われるシーンがあります。そもそもボタンの目というモチーフがこまねこっぽい。しかし文学的な意味でメルヘン寓話として成立した構造を持ち、全然別の作品として完成しています。
かなりダークでおどろおどろしい演出で、実際に途中で観客の子供が泣き出してました。年少のお子様にはかなり刺激が強い作品です。
コララインとボタンの魔女を観ました。人形アニメの手法を使ったストップモーションアニメを3D映画に仕上げた作品です。
一部、合田経郎のこまねこに強く影響されたと思われるシーンがあります。そもそもボタンの目というモチーフがこまねこっぽい。しかし文学的な意味でメルヘン寓話として成立した構造を持ち、全然別の作品として完成しています。
かなりダークでおどろおどろしい演出で、実際に途中で観客の子供が泣き出してました。年少のお子様にはかなり刺激が強い作品です。
ゴールデンスランバーを観ました。同名のベストセラー小説の映画化らしいですが、原作小説は読んでいません。
「お前オズワルドにされるぞ」というセリフで始まり、総理大臣場草津事件の犯人の濡れ衣を着せられた主人公の逃走劇というお話。全てのシーンが仙台ロケで、仙台市ご当地映画としてよく出来ています。
基本ストーリーは現実的にはまったくありえないような話で、大局的な視点でのリアリティはないです。
でもディテールについては非常にリアルな描写がたたみかけられ、たしかにこういう状況だとこうなるよねって納得させられるシーンが多いです。漫画にたとえると星里もちる的というか、破天荒なSF設定の上にリアルにキャラ心情の綾の表現を積み重ねていく手法が巧いです。
笑う警官のように、なぜ犯人にされたとか国家組織の腐敗/巨悪などの説明はまったくされません。社会派的要素は皆無。ただ、何らかの都合でこういう状況になったという事実だけが提示され、謎は投げっ放し状態のまま最後までいってしまいます。
「とにかく逃げろ、生き延びろ」という命題が中心テーマであって、「なぜ逃げなくてはいけないのか?」という問いには誰も答えてくれません。まぁ現実もそういうもの、疑問のすべてに答えが与えられるわけではないのです。
土地勘に優れた宅配便のトラック運転手 vs 東京から来た怪しい警察官僚 というわかりやすい構図での闘争ならぬ逃走を繰り広げていく、ただそれだけの映画です。
仙台とセガが好きな人におすすめ
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