かいじゅうたちのいるところ
かいじゅうたちのいるところを観ました。同名の有名な絵本の映画化だそうです。
私は原作の絵本は読んでおらず、予備知識なしに本作を観ました。
主人公はマックスという男の子。こいつがとんでもない悪ガキ。赤毛のアンの男版みたいな妄想垂れ流しな少年です。しかも男の子だから赤毛のアンよりもずっと暴力的で、ヤンチャぶりはアニーに匹敵します。背景に育った環境が悪いという設定があるのもアンに通じるものがあります。
ある日、姉や母とけんかしたマックスは船に乗って海に出て、いつのまにかかいじゅう達が住む不思議な島にたどり着きました…なんていかにも絵本らしいストーリーです。
かいじゅう達は基本は着ぐるみで、ブースカとかガチャピン、ムック系の風貌をしています。
しかし日本産の着ぐるみ族とは異なり、本作のかいじゅうたちはマックスと同じくヤンチャで凶暴。ディズニーコード(人は死なない、流血しない)なんてまったく気にかけない危ないやつらです。
なんとか人語を話せるのが救いです。しかも意外と頭が弱かったため、マックスは彼らを巧みに欺いて島の王様に成り上がってしまいます。詐欺行為までやってのけ、ダークヒーローに値する悪道ぶり。
しかし、悪が栄えたためしはない! マックスの命運はいかに!? という流れで話は進みます。
説教臭い教訓めいたものは何もなく、悪ガキが本能のまま行動する爽快感が同年代の男子の共感を呼ぶ作品です。
スイーツ要素はまったくないので要注意です。
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