ティンカー・ベルと月の石
ティンカー・ベルと月の石を観ました。ディズニーの3D CGアニメティンカー・ベルの続編、第二弾です。
通常ディズニーの劇場作品は必ず中編の続編を製作しDVDを販売するのが通例なのですが、本作もその手の続編中編です。ただ日本市場で前作がとても好調だったため、日本でのみ2作目中編も劇場公開することになったそうです。(米国ではDVD販売のみらしい)
キャラクターはだいたい前作に出てきた妖精たちに加えて、ホタルのBlazeが新たに参加。虫なので言葉はしゃべれません。ペット的扱い。
本作と前作の一番の違いは主役のティンカー・ベルの服装です。前作では肩出し、背中出し、生脚ミニスカートという派手な格好でした。本作も前半は前作と同じ格好なのですが、後半冒険に旅立った以降は旅装束のつもりなのか、全身タイツの上に服を着たような衣装に替わり、もちろん肩も脚もタイツでカバーされました。すごい短いスカートで派手なアクションやっても決してスカートの中身が見えない奇跡のCG技術をいちいち発揮しないで済ませる省力化策なのか、それともティンカーベル本人が年齢的に生脚みせるのはもう許されないと思ってしまったのか? とにかく地味目になってしまいました。
本作は前作以上に女児にターゲットを絞っているので露出度は低い方が有利と判断したのでしょうか? とにかく謎です。
ストーリーは秋を迎えるための儀式に必要なアイテムを修復するため伝説の魔法の鏡を探しにいくという、典型的な宝探しもの。テーマは友情と過干渉。女子の人間関係の問題要因のほとんどは過干渉。嫁姑問題も過干渉が根源。意外と深いテーマです。
ただし、もともとDVD向け作品なので予算も前作ほどかけられるわけでなく、映像的にはちょっと大人し目になってしまっています。それでも子供向けアニメとしてはいい出来だと思います。