築城せよ!
小田原映画祭の企画、小田原城銅門(あかがねもん)野外上映会で、築城せよ!を観ました。
小田原城銅門の前で行列をしている様子。
会場の様子
映写機。ビデオ/HDDプロジェクタではなくてフイルム映写なのです。
開場は17時から。上映前にゲストとして呼ばれた阿藤快(主人公の父)、藤田朋子(主人公が通う大学の教員)、古波津陽(監督)の3人のトークショーがありました。日が沈み暗くなった頃合、18時半頃に上映が開始されました。
築城せよ! のストーリーは、戦国時代に自分の城を持つ未練を持ったまま非業の死を迎えた領主と家来2人が、無能な役人(豆腐屋の息子)と大工の棟梁とホームレスに憑依して、現代の世で城を築こうとするというもの。本作の見所はCGではないホンモノの城を作ってしまうところです。ホンモノといっても材料はダンボール。ホームレスのダンボールハウスのごとく器用にダンボールを使って城を築き上げてしまうのです。
ダンボールといっても高さ25mもある本格的な城で見事な造形です。ぜひ大きい画面で見てほしい。
主役の女学生(海老瀬ハナ)がかなりいいです。主役っぽく印象に残ります。比較的無名な役者ばかり使っているのに、その他の脇役も含めて印象に残るキャラが多く、素晴らしいキャスティングです。
恋愛要素がありそうでまったくないのも楽しい。ウェディングトレスを着て恋愛が絡まない映画ってかなりレアなんじゃないだろうか?
城の庭で城を作る映画を観るという貴重な体験ができました。
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