20世紀少年<最終章> ぼくらの旗
20世紀少年< 最終章> ぼくらの旗>を観ました。
なんかだかんだいって完結しました。話は壊れたまま強引に決着をつけた感じ。
殺人ウイルスは潜伏期間が24時間のはずなのに、ウイルスが街中に噴霧された途端にバタバタと吐血して倒れる群衆。たった数時間の間も整合性を保てないくらい話が壊れています。トモダチが誰かなんともはやどうでもいい勢い。
正直原作ファン以外はトモダチの正体に興味なんてわかないでしょう。単純に狂った悪いヤツ以上でも以下でもない「わるもん」です
いろいろとシナリオを練るのに苦労したのでしょう。結局、トモダチの正体探りのストーリーはメインからはずし、旧万博会場でのケンジのライブコンサートを最後のクライマックスにしています。トモダチの正体や過去の経緯に興味がない人はライブ映像をバックに流されるエンディングクレジットの間に退席できるようになっている親切なつくり。
映画館ではクレジットの後にも話が続くから帰るなって注意書きがあったけど、余計なお世話です。ここで帰りたい人はさっさと帰った方が幸福になれます。
クレジット後に流されるトモダチの正体の過去編も微妙な感じ。
バーチャルリアリティ装置ははっきりいって禁止した方がよかった。過去を体験できるけど、ここで何かをしたからって現実世界には何の影響もないというバーチャル世界。これのせいで緊張感も何もないまったくつまらない話になってしまった。最後の最後までダメっぽいのが本作らしいです。
そして、平愛梨は本作シリーズに出演したことが芸歴にプラスだったのかマイナスになったのか。
これもかなり微妙です。
結局、原作マンガのキャラにどれだけ似せてくるかだけが見所の作品でした。完結おめでとう。
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