イトーヨーカ堂 現金キャッシュバックの胡散臭さ
不景気の中なんとかして業績をあげようとしているのか、イトーヨーカ堂がこの週末もまた現金キャッシュバックキャンペーンをやっています。
衣料品や住まいの品を買うと、価格の5〜30%の額のキャッシュバック券がもらえ、店内にあるキャッシュバックカウンターに行って券と引換えで現金が受け取れる仕組みです。売値を割り引けばいいだけの話なのに、わざわざ別のカウンター窓口まで用意して現金キャッシュバックというのはパチンコの三店方式に通じる胡散臭さを感じさせます。
このキャンペーンと単なる割引との違いは何か? 現金で買った場合はほとんど差がありませんが、クレジットカード支払の場合は大きく違ってくるのです。支払いはカード払いなのに、なぜか支払額の何割かの現金が即日受け取れるという不思議。つまりこれはクレジットのショッピング枠の現金化サービスなのです。
しかも今はリボ払いなんて恐ろしい支払い方法が選択可能だからもっと怖い。リボ払いで月々の支払い金額は固定なのに、なぜか手元に現金が発生してしまう。
ね? うさんくさいでしょう?
目先の現金ほしさに、不必要な商品まで買ってしまい、月々の支払い負担を軽くすべくクレジット決済、しかも多分割払いやリボ払いを選択させようとする、恐ろしい甘い罠なのです。
ヨーカ堂にしてみれば売上げ伸びるし、カード利子もたくさん払ってもらえるし、うれしいことだらけ。不況をうまく利用したアコギすぎる商売です。
レジでキャッシュバックさせずに、わざわざ別カウンターでキャッシュバックしているのは、何らかの規制を脱法的に回避しているような気がします。