装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版
装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版を観ました。25分×12話のOVAシリーズの劇場版です。
ガンダム0083と同じく、劇場版のために各エピソードを圧縮しているため、いまひとつ総集編的なノリです。やはりオリジナルをじっくりみた方が楽しめそう。
時間軸は野望のルーツとテレビ版第1話の間となります。今回のキリコは主役のようでドラマ的には主役ではなく、ペールゼンやキリコ以外の分隊員4名が話の中心。キリコただ死なないキャラと言うだけでドラマ上は何の役割もなく、異能生存体であることを暗示するだけです。メインキャラであるはずのキリコが狂言回しですらない投げっぱなしのところがいかにもボトムズらしい。
また、女性キャラがまったく出てこない男臭さもボトムズらしくてよいです。
メカはほとんど3D CGで、結構よくできています。ちゃんと伸び縮みして歪むという手描きATのいい所は取り入れつつ正しく立体化可能な造形をとどめているバランスが素晴らしい。
100年戦争がまだ終結する前の話でキリコがいる部隊も戦時中の正規軍のはずなのだが、どうにも規律がゆるい。本来ボトムズテレビ版は終戦のため職を失った素行の悪いあぶれ職業軍人の物語という形でリアリティさをもたせていたはずなのに、実は戦争中でもゆるゆるの規律だったというのはちょっと世界観を壊しているかも。まぁ些細な例外として目をつぶるのが吉なんでしょうね。
本作は新宿ピカデリーという映画館で観たのですが、土地の高い都会のシネコンのためか、高層ビルに入っています。私が観たのは11階にあるスクリーンでそこまでエスカレーターで延々昇るか、エレベータで長時間待つのを強いられる構造。行きはいいのですが帰りはもっと混雑するので大変でした。たぶん火事が発生したら異能生存体でない限り生還は無理という覚悟が必要。