でかいの日記帳

2008/7/31 Thursday

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

Filed under: - dekaino @ 22:09 このエントリをはてなブックマークに追加 蚊蚊蚊薔弱お 綛翫罩のはてなBookmark被リンク数

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌を観ました。ウェンツ鬼太郎第2弾。最初の時のインパクトはありませんが、丁寧な作りになっています。
今回のゲストヒロインは北乃きい、そしてゲスト妖怪の濡れ女を演じるのは寺島しのぶです。純情きらり以来の因縁の対決!? 主人公の姉の笛子、子供のときは北乃きいが演じてて可愛かったのに大人になったらいきなり寺島しのぶ。「これはいくらなんでもあんまりじゃないの」「何いってんの可愛いだけの小娘が こちとら血筋も芸歴も一流なのよ」てな感じでキャットファイト(妄想が暴走)

しかし実は本作で一番可愛かったのはブラバン部の部長やってた山下結穂です。撮影時23才とは思えないほどの高校生ぶりがよかった。
本作の冒頭ではヒロインの楓(北乃きい)の学生生活を丁寧に描写していたのにいきなり中盤以降どうでもよくなってしまって構成がかなりぬるいです。ちゃんと最後にブラバン大会の結果を出す流れにしないとダメでしょう。たぶん心をこめてトランペット吹けるようになって優勝! みたいなプロットが当初はあったんだけど、尺が足りないとか種々の事情で捻じ曲げられたんでしょうね。
ボーリング場のシーンとかけずってブラバン決着シーンいれとけばいいのにね。だいたい下駄でレーン歩くとは鬼太郎はけしからんよ。
もしかしたら脚本家途中で降板してるのかもしれない。それくらいストーリーはダメ、後半は響鬼ぐらいグダグダな感じです。

でも、遊び心があって子供と一緒に観るにはいい映画だと思います。意外にしょこたんの出番が多かった。もっとチョイ役かと思ってました。

2008/7/30 Wednesday

ドラゴン・キングダム

Filed under: - dekaino @ 20:58 このエントリをはてなブックマークに追加 眼潟祉潟違のはてなBookmark被リンク数

ドラゴン・キングダムを観ました。原題は功夫之王、英題はThe Forbidden Kingdom。どこにもドラゴンが出てこないのになぜか邦題はドラゴン・キングダム。ドラゴンをタイトルに入れるとカンフー映画っぽいという考えなのでしょうか? もちろんドラゴンなんかまったく出てきません。

本作の売りはもちろんジャッキー=チェンとジェット=リーの夢の競演作ですが、あんまり日本では宣伝してなくてもったいないですね。アメリカや香港では大ヒットらしいです。
ジャッキー=チェンとジェット=リーの対決シーンもたっぷりあるのですが、そこは引き分けにしておいて共通の巨悪を倒すため共闘するという、マジンガーZ対デビルマングレートマジンガー対ゲッターロボの頃のからあるお約束パターンで、ちょっと消化不良な感じ。それでも漢(おとこ)のドラマとしてかなり燃える映画です。スパロー(燕子)役の劉亦菲もかわいい。

古典的な武侠話をごちゃ混ぜにしたストーリーが武侠初心者にもわかりやすいと思われます。難易度ドラゴンボール程度なので安心して一般人にも薦められます。

2008/7/29 Tuesday

劇場版マッハGo!Go!Go!

Filed under: - dekaino @ 11:58 このエントリをはてなブックマークに追加 雁Go!Go!Go!のはてなBookmark被リンク数

劇場版マッハGo!Go!Go!を観ました。言わずと知れたタツノコプロの同名TVアニメの映画化。マトリックスのウォシャウスキー兄弟監督。

とにかく原作に愛を感じます。役者も原作キャラに似まくり。特に子供時代のミッチーは激似です。アンジェリーナ=ジョリーがやってるくトゥームレイダーのララ姉さんくらいはまり役です。話の筋も能天気な三船ファミリーと謎の覆面レーサーXなど原作そのままの展開。弟のクリ坊と猿のサンペイまででてきます。しかもトランクに忍び込む設定まで同じ!
あんなガンガン車をぶつけ合ってるカーアクションをやっているマッハ号のトランクの中にはほぼ100%の確率でクリ坊とサンペーが隠れているのです

マッハ号のいろんなギミックも原作に近いですが、水中にもぐれる機能(たしかFだったはず)は出てきませんでした。あと名前だけ出てくるギズモ号、これも登場はなし、ちょっと残念です。この映画の世界観ではどのクルマもジャンプ機能は標準装備、というかむしろジャンプあってこそのレースみたいな感じ。よってマッハ号だけが特別仕様で特に強いというわけでもないみたい。

過去のタツノコアニメの映画化作品の中ではピカイチで面白く原作に忠実です。

2008/7/23 Wednesday

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

Filed under: - dekaino @ 6:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ潟c祉吾с若潟/鴻帥祉鴻修里呂討Bookmark被リンク数

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国を観ました。
シリーズ第4作。1950年代米ソが熱く対立していた時代。こんどの敵はソ連です。

ジョーンズ教授がアカ狩り(red purge)対象になるあたり、スピルバーグらしいシャレが効いてます。
それにしても宇宙人とかUFOがホントに好きなんだなぁ…

案外お金はかかってない感じで、間違いなく儲けるための作品ではありますが、確かによくできた娯楽作でアクションもばっちり、観客も満足するでしょう。わかりやすい決着ですっきりしたいならポニョより本作品を見るべきです。

2008/7/20 Sunday

Willcom D4を買った

Filed under: - dekaino @ 20:40 このエントリをはてなブックマークに追加 Willcom D4莢激cのはてなBookmark被リンク数

Willcom D4を買ってきた。
なかなか面白いデバイスではある。巷の評判ではデカいなんて言われてるけどそうでもない。少なくともでかいの一族にとっては!

willcom D4 手の平サイズ
正に手の平サイズ

willcom D4 キーボード
キーボードも両手入力が厳しいくらいの小ささ

willcom D4 縦長ビュースタイル
縦型ビュースタイルでも手にしっくり来る適度なサイズ

この程度でデカいデカい言うなんて片腹痛いわ!
マジメな話、昔つかっていたポケコンPC1470Uと同じサイズで悪くはないです。これぞシャープのDNA!

PC1470U vs WillcomD4 シャープ小型機の系譜

ただ使ってると暖かくなるところがだいぶ違います。電池の持ちもあまりよくなく、オマケ標準バッテリでは1時間少しで電池切れとなってしまいます。
それからWindowsVISTAは慣れてないので苦労しっぱなしです。
sambaに接続するためにはレジストリをいじらなくてはいけないらしく苦労しました。→ VISTAからsambaに接続する方法

とりあえず、JWORDやウイルスバスターをアンインストールして、Avast!をインストールしたら動作が軽くなった気がします。

カテゴリも新設したので、飽きるまでは適当に使用レポートするつもり。

2008/7/15 Tuesday

クライマーズハイ

Filed under: - dekaino @ 7:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ若冴い里呂討Bookmark被リンク数

クライマーズハイを観ました。1985年の盆休みに群馬県御巣鷹山に日航機が墜落した。群馬県地方紙の北関東新聞(架空)は特別報道体制に入り、主人公は日航事件全権デスクに任命される…というストーリー。

時代考証がマニアックすぎるほどされています。それでいて全然それをひけらかさない。不必要な場面でわざわざ古い紙幣を見せたり、懐メロ流したりせずに、必然性のある場面に1985年にあるべきモノが出てくるという淡々さがいい。
また団塊の世代が40代でバリバリ働き盛りの時代の汗臭い仕事っぷりが堪能できます。この頃のブン屋って全共闘世代で、新聞は社会の木鐸って本気で思ってそうです。特に地方紙はその比率高そう。

非常に密度が濃く迫力のある映画です。でもテーマ性は希薄。とってつけたような親子ドラマは、仕事優先人生をおくった報いでリタイヤ後は妻子に冷たくされている現代の団塊世代へ送る黄昏流星群風のファンタジーでしかありません。

2008/7/6 Sunday

告発のとき

Filed under: - dekaino @ 22:34 このエントリをはてなブックマークに追加 冴のはてなBookmark被リンク数

告発のときを観ました。原題は「IN THE VALLEY OF ELAH」、ELAHの谷とは旧約聖書に出てくるダビデとゴリアテの戦いの舞台となった場所のことです。

イラク戦争の前線で戦った後、本土に引き上げてきた米陸軍兵士の一人が殺された殺人事件の話です。
殺された兵士の父親も退役軍人で、軍警察(MP)の優秀な刑事で、愛国者で敬虔なキリスト教徒で、まさに良きアメリカ人を代表しているのですが、退役後の仕事は砂利運びであるところが問題の根の深さを示しています。
この父親が過去のコネや捜査の経験を生かし、息子を殺した犯人を突き止めようとするだが… という流れで話が進みます。ストーリーの流れ的にはネイビーファイル(原題 JAG)に近い。

イラク戦争の是非のような政治的視点ではなく、戦争が現場の兵士に与える影響を兵士の視点で語る映画です。コンセプトとしてはランボー第一作のイラク戦争版といってもいいかも。
ベトナム戦争のときの米軍は徴兵制だったので一般市民層と兵士層に大きな違いはなかったのですが、イラク戦争では徴兵制は停止されすべて志願兵となっています。これは米軍の主だった構成員が社会的地位が低い層が主となってるってことで、帰還兵を受け入れる社会の受け皿はベトナム戦争以上に小さくなっているのかも知れません。

いつかくるイラクからの撤兵の時にこの問題が一気に顕在化するのでしょうが、本作はその時にあるだろう混乱を予言しているのかもしれません。
表面からまともに見える帰還兵、人格の深いところが壊れているのが恐怖です。兵士が私物の携帯電話で動画撮影したり、メール送ったりしてるのが現代的といえば現代的。

こういう時期にこういう映画をつくれるあたりが、アメリカの映画界の強みなのかも。

2008/7/4 Friday

アンテナの森

Filed under: - dekaino @ 8:02 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪潟罍のはてなBookmark被リンク数

東京都小平市の某工場付近で見かけた光景
アンテナの森1
普通の集合住宅(たぶん社宅)のようなのですが、屋上が大変なことになっています。テレビアンテナが林立!!

隣の棟も同様。
アンテナの森2
すべての建物の屋上に空中庭園よろしく八木・宇田アンテナの森ができてました。八木博士宇田博士も草葉の陰で泣いて喜ぶ風景です。

おそらく共聴システムが導入されてなくて各部屋が1本ずつアンテナを立てていると思われます。でもこれVHF用アンテナなんですよね。つまり2011年7月24日のXデーにはすべて無用の長物と化してしまう可能性大です。その後いったいどうするんでしょうか? そのまま放置なのか、それともUHFアンテナの森を再構築するのか。

Xデー後にまた訪れてみたい場所です。

2008/7/3 Thursday

僕の彼女はサイボーグ

Filed under: - dekaino @ 22:06 このエントリをはてなブックマークに追加 綵弱コ泣ゃ若阿里呂討Bookmark被リンク数

僕の彼女はサイボーグを観ました。郭在容(クァク・ジェヨン)監督の初の日本映画です。

とっくに既出でしょうが、出てくるのはサイボーグじゃないです。純粋な人工知能の女性型ロボット、いわばアンドロイドまたはギュノイドはたまた人工生命体です。決してサイボーグではない。

でもそんなツッコミは野暮もいいところ。はっきりいってこの映画は妄想があふれて止まらない妄想ファンタジー映画です。その妄想度合いは留まるところを知らず、黄昏流星群なんか足もとにも及びません。
後半なんかスピルバーグのA.I.なみに観客を置いてきぼりにして妄想全開、主人公/監督の欲望が具現化されていきます。見ていて気持ちがいいぐらいの妄想炸裂。
2008年に大学生な主人公の子供時代がなぜかどう見ても昭和30〜40年代なんて矛盾はもうどうでもいいのです。あぁ頭文字D THE MOVIEみたいに日本の伝統文化みたいのを表現してみたかっただけなんだなぁと達観できてしまいます。

ペットには名前をつけるのに、「彼女」には最後まで名前をつけないあたり、妄想に感情移入しやすくする仕掛けなのでしょうか?

水島信司の野球妄想に匹敵する妄想をサラっと楽しめる懐の広さをもって鑑賞すべき映画です。岩鬼がプロで悪球打ちしてもいいなら、彼女が「サイボーグ」でもいいと言うもんだ。

2008/7/1 Tuesday

ザ・マジックアワー

Filed under: - dekaino @ 8:30 このエントリをはてなブックマークに追加 吟祉吾≪爾里呂討Bookmark被リンク数

ザ・マジックアワーを観ました。バリバリ前宣伝しまくってる三谷幸喜作品です。

立ち上がりは非常にスロースタート。とにかく無理がある設定なので、観客をその世界に引き入れるまでどうしても時間がかかります。これがテレビだったら最初の数分で別のチャンネルに変えられていることでしょう。

最初のつらい時期を乗り切ってしまえばまぁまぁ笑える作品です。たしかにマニアックすぎるネタが多いけど、ライトな人にもわかりやすい笑いもたくさんあります。ただ、口コミで徐々に人気が出てくるタイプの作品ではないのは確かで、あのマスコミで宣伝しまくり大作戦はある意味必然だったのかも。

綾瀬はるかは飾り的ポジションかと思ってたら、案外セリフもあって意味がある役だったのが、三谷幸喜の脚本家としての良心か? 産みの苦しみが感じられる苦しい脚本を名優の演技力でカバーしているような映画です。

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