BBCワールドニュース 世界の食文化 第二回
前回記事にしたBBCワールドニュースの世界の食文化(原題Cooking in the Danger Zone)、第二回は大韓民国のイヌ鍋料理でした。
大韓民国は別にDanger Zoneでもないとも思うのですが、取材レポータにとっては危険だったらしい。
いきなり現地のTV局クルーに囲まれて「イヌ鍋を取材に来たBBC取材陣」を密着取材されてました。養豚場ならぬ養狗場の取材や食用狗の取引所の取材だけではなく、ペットショップも取材してました。仏教寺まで取材にいって精進料理をふるまってもらいながら「イヌ鍋料理をどう思うか」って僧侶に質問してました。常識に考えて坊主は生臭モノは食わないだろう。
海産物の市場(日本の築地みたいなとこ)でナマコを買って、近所の食堂で料理してもらって食べたりもしてました。まぁナマコもイギリス人にとってはイヌ鍋同様ゲテモノ扱いなんでしょう。面白いのはナマコの刺身にもキムチがつけあわせで出てたこと。どんだけキムチが好きなんだ?
結局最後に実際に賞味するという段になって、ケータイで妻に電話
*「食べてもいいかなぁ?」
妻「娘に犬を食べたって説明できるなら止めないわよ」
んで、結局食べないでやんの。イヌ鍋料理専門店まできてそれってどうよ? 代わりに鶏肉料理だしてもらってそっちはうまそうに食べてました。鶏はいいのか?
BBC(イギリス国営放送)ってNHKによく似てるといわれるけど、NHKだったらわざわざ海外まで取材に行って食べないで帰ってくるって許されないと思う。そういう意味でBBC文化ってスゴいなとは思うけど、肩透かし過ぎて笑った。
ちなみにレポータはヘタレではないんですよ。第一回ではアフガンで爆破テロに巻き込まれて名誉の負傷してるくらいには歴戦のレポータではある。でも「イヌだけは勘弁な」
次週第3回はウガンダ、今度は本気で危険地域(内乱)です。