サウスバウンド
サウスバウンドを観ました。奥田英朗の同名小説が原作。
原作の人気は非常に高く原作を読んだ人の期待もいやおうなしに高まるが、その期待をことごとく裏切る映画という下馬評らしい。でも私は原作読んでないのでそこらへんの感覚はよくわからないです。
ストーリーは東京台東区編と沖縄西表島編の2つにわかれ、80年代に活躍した元学生運動闘士のオヤジが主人公。時代は平成19年(現代)。80年代に活躍ってかなりヌルい時代とも思えてしまうが、少なくとも超法規的措置で北朝鮮に亡命した人たちとは覚悟は違うよなぁ。
映画の企画としては、定年を迎えた段階の世代にウケがよさそうなネタの一言に尽きるのですが、たぶんそのターゲット層にとってはつまらない映画だと思います。北川景子とか松山ケンイチとかが好きな若い世代なら楽しめるでしょう。
なんか沖縄編の映像がしょぼいというか、一部は本土のセットで撮影している(オールロケじゃない)ような気がします。まぁ学齢の子役をずっと西表島に拘束することはできないからしょうがないんだろうが。