聖教会最古の秘宝
ユダヤ教の聖なる燭台メノラー、キリスト教で言う聖杯のようなシロモノを追いかける小説です。舞台は現代、少なくとも911以降。イスラエル、パレスチナ、エジプトの各地で起きた小さな動きが神らあって最後にはナチスドイツの亡霊まで出てくるという大風呂敷広げまくりのストーリー。最後のクライマックスは映画のノベライズのようなハリウッド映画っぽいシーケンスというかオチで締められます。
インディージョーンズ的な歴史的宝物探しと現代の宗教の衝突問題を上手に織り込まれてソツなく仕上がっています。
ブックオフで安く買ったので、それなりに満足。