でかいの日記帳

2006/8/18 Friday

惑星Ceresの読み

Filed under: - dekaino @ 7:30 このエントリをはてなブックマークに追加 Ceres茯燭里呂討Bookmark被リンク数

IAUで惑星の定義案が提案され、これが確定すると惑星が3つ増えるとの報道が各新聞紙で行われていますが、新たに惑星に昇格する候補の一つ、小惑星Ceresについて各社の表記が分かれています。

朝日 セレス(ケレス)
読売 ケレス
毎日 セレス
日経 セレス
産経 セレス
共同通信 セレス
時事通信 セレス

由々しきことにセレス表記が多数派だ。これは一大事。
そもそもCeresはローマ神話の穀物をつかさどる豊穣の女神です。天体の名前にローマ神やギリシヤ神の名前をつけるのはよくある話なのですが、これを日本で呼ぶときはラテン語読みを使うことになっています。セレスはCeresの英語読み(英語なまり)、ケレスが正しいラテン語読みです

どうやら通信社が配信したニュースが「セレス」と誤記・誤訳したモノで、それを各新聞社がそのまま採用してしまったようです。朝日が一応 セレス(ケレス)とカッコつけしてますが、ここはケレス単体かせめてケレス(セレス)にしてほしいところ。そういう意味で読売新聞は偉い!

今の海外ニュースはほとんど英語が原文で、英語を和訳する人は基本英語読み、別言語による慣習読みがカタカナ語として定着してる場合だけそれを採用という方針みたいです。英語読み以外は慣習読みだって考えが、英語至上主義っぽくていやですね。
私は、ケンタウルス座をセントーラス座って呼びたくないし、ケンタウルス座アルファ星をアルファ・セントーリなんて呼びたくないです。Ceresをセレスと呼ぶのも同じことなんだよね。

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