M:i:III
M:i:III(Mission Impossible 3)を観ました。
主演はシリーズ通して出ているトムクルーズ。監督はテレビドラマで大ヒット連発中のJJエイブラムスです。
スパイ大作戦の世界を変に壊さず活かしたまま、現代的なテーマでアクションを見せる良作でした。監督のJJエイブラムスはスタートレック映画の次回作を撮る予定なのですが、これならST10ネメシスのようなゴムタイヤがついてるマシンが出てくるスタートレック映画のような世界観を破壊するような作品は作らないと信頼できます。
本作は大変面白いのですが、アメリカ本国ではいまいちの興行成績のようです。トムクルーズのカリスマ性が落ちたのが原因とも言われてますが、ストーリーせいもあるかも。今回も味方の中に敵がいるお決まりのパターンで、アメリカ政府内の好戦派vs穏健派という構図になっていますが、ここで穏健派が勝ってめでたしめでたしというあたりがが今の戦争に浮かれたアメリカ人にはウケが悪いのでしょう。もし、反米諸国にわざと新兵器を流して戦争を誘発してから叩きに行くという陰謀をもつ好戦派が勝つストーリーだったら外国でのウケは悪そう(親米同盟国ですらシラケるでしょう)。なのでワールドワイド市場を考えればこれでいいのかもしれません。
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