日日是好日
日日是好日を観ました。ひび ではなく にちにちコレこうじつ と読むようです。これが最後の出演作となった樹木希林が演じるお茶の師匠が言ってました。前半の日と最後の日の読み方違うあたり日本語って難しいですね。
お茶を習う日常を淡々と描写していきます。主役は黒木華、そして一緒にお茶を習う従姉妹の多部未華子がとても愛らしいです。残念ながら多部未華子は前半にしか出てきません。山下美月もどでかくクレジットされていますが、女子高生のお茶の生徒役として本当に一瞬だけ出てきます。クレジット詐欺だ。
原作はエッセイ作家の森下典子。実録エッセイなのですが、本当に都合がいいことしか書いてない感じでそれは本作でも同じです。いきなり長年つきあった婚約者に裏切られたとか前振りまったくなく出てきたりします。そのくせ婚約破棄の1年後には別の男を作っていたり、都合がいいです。本作では黒木華が演じているのでマジメ系の女性かなと思いますが、実際はその頃の森下典子は週刊誌の潜入ルポライター(家田荘子風?)やってたわけでむしろ不マジメの頂点なんですよね。
まあ原作は別として本作ではマジメな主人公が四半世紀も淡々とお茶を続けてなにか感じることがあったのかもなぁという境地に達してくらいで盛り上がりもなく終わります。ドラマは父の死くらいですかね。
ロケ地は三渓園とか江の島が見える海岸とか神奈川県ばっかりです。相鉄線のそうにゃん多数確認できる希少な映画です。