さよならの朝に約束の花をかざろう
さよならの朝に約束の花をかざろうを観ました。長命族というありがちSFネタのひとつの長編アニメです。密度が濃いのに115分も尺があっておなかいっぱいになります。
まあ長命族が普通の人を子育てしたらこうなるよねって予想通りのストーリーではあるのですが、作画レベルが高いので退屈はしません。製鉄の高炉とか転炉とか実際の製鉄所を取材してるレベルのリアリティがあります。お城もどこかモデルがあるんだろうとは尾根います。
でも戦争シーンなどは結構いい加減。大型船が艦砲射撃したり高炉で鉄を増産して兵器を作る時代に、攻城戦で騎馬で突撃とかおかしすぎでしょ。ミリタリーおたくが悶絶死しそうです。そもそもメザーテ国はたくさん鉄を作ってた割にはあっさり落城したり近衛兵まで傭兵で組織されてたり、軍事力でのし上がった国とは思えません。宗教的権威だけで君臨してたのだろうか??
もうひとつ気になるのはヒビオルって何の糸を織っているのだろうか? 絹? でも養蚕の描写がなかったし羊もいなかったから羊毛とか山羊毛ではなさそう。じゃあ綿花とか麻なんだろうか? 設定はどうなっているのだろう? 本筋に関係ないところで気になります。
よくできているアニメーション作品だと思いますが、タイトルは映画を観る前でも観た後でもビンとこないインパクトの薄い漢字なのが残念です。だらだら長いタイトルって流行りなのかな? 本作はもっと短いタイトルの方がよかったと思います。
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