でかいの日記帳

2018/3/1 Thursday

劇場版 Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ

Filed under: - dekaino @ 20:27 このエントリをはてなブックマークに追加 雁 Infini-T Force鐚c 医のはてなBookmark被リンク数

劇場版 Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よを観ました。テレビシリーズの直接の続編になっています。
いちおうテレビシリーズのダイジェストが冒頭に入っていて世界観の説明をしてくれますが、本当にダイジェストなのでテレビシリーズ観てない人にはまったくわからないと思います。そういう意味で客を選ぶ作品です。役立たずのダイジェストなんてない方がいいと思います。
悪堕ちした南部博士
数ある並行世界の中で南部博士が悪堕ちした世界、そこが本作の舞台です。そこにガッチャマンのケン、ポリマー、キャシャーン、テッカマンとヒロインの笑(えみ)がやってきて活躍するというストーリー。
原作ではただの政治家で科学者としては無能という感じのに部博士ですが、本作ではそれなりに科学者としても優秀、肉体的にも虚弱ではなくバードスーツを装着して戦います。でもはやり南部博士は政治と根回しです。政治の才能と野望がピカイチなのです。この政治にかける情熱の1割でも科学忍法火の鳥の居住性改善に傾けてくれていたら科学忍者隊も楽だったと思います。

またゲストキャラとしてコンドルのジョーが出てきます。やはりジョーはニヒルで無鉄砲。死んでもサイボーグ化していきえってきそうなご都合主義のキャラクターです。本作でもジョーは重要な役割を果たします。
ジョーファンは必見です。

さよならの朝に約束の花をかざろう

Filed under: - dekaino @ 20:08 このエントリをはてなブックマークに追加 膣宴のはてなBookmark被リンク数

さよならの朝に約束の花をかざろうを観ました。長命族というありがちSFネタのひとつの長編アニメです。密度が濃いのに115分も尺があっておなかいっぱいになります。
まあ長命族が普通の人を子育てしたらこうなるよねって予想通りのストーリーではあるのですが、作画レベルが高いので退屈はしません。製鉄の高炉とか転炉とか実際の製鉄所を取材してるレベルのリアリティがあります。お城もどこかモデルがあるんだろうとは尾根います。
でも戦争シーンなどは結構いい加減。大型船が艦砲射撃したり高炉で鉄を増産して兵器を作る時代に、攻城戦で騎馬で突撃とかおかしすぎでしょ。ミリタリーおたくが悶絶死しそうです。そもそもメザーテ国はたくさん鉄を作ってた割にはあっさり落城したり近衛兵まで傭兵で組織されてたり、軍事力でのし上がった国とは思えません。宗教的権威だけで君臨してたのだろうか??

もうひとつ気になるのはヒビオルって何の糸を織っているのだろうか? 絹? でも養蚕の描写がなかったし羊もいなかったから羊毛とか山羊毛ではなさそう。じゃあ綿花とか麻なんだろうか? 設定はどうなっているのだろう? 本筋に関係ないところで気になります。

よくできているアニメーション作品だと思いますが、タイトルは映画を観る前でも観た後でもビンとこないインパクトの薄い漢字なのが残念です。だらだら長いタイトルって流行りなのかな? 本作はもっと短いタイトルの方がよかったと思います。

空海 美しき王妃の謎

Filed under: - dekaino @ 17:52 このエントリをはてなブックマークに追加 腥堺儀臂絋茗、里呂討Bookmark被リンク数

空海 美しき王妃の謎を観ました。原題は妖猫伝、こっちの方がわかりやすいですね。
夢枕獏の小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を映画化した作品です。ストーリーは基本的に原作通りです。
ただし演出がすごい。もう金かけまくりひと使いまくりです。
特に衣装がまったく時代考証を無視して、でもいかにも唐代の高貴な人々が着ていそうな派手な服装で面白いです。原題の中国人が考える唐代の人々が着ていたんだろうなって服装がベースなんだと思います。
白楽天と空海
空海さん 貧乏留学生のはずなのに衣装持ちで場面場面で違う服を着ています。すべて袈裟なんですけど黒か白の無彩色です。鎌倉時代以降ならともかく時代考証的に唐代なら仏僧は黄色以外ありえないんですけど、これも現代中国人が考える日本の僧侶のイメージなのでしょう。

また高官となった安倍仲麻呂も出てくるのですが、吹き替え版だと宮中の人々からアベ アベ呼ばれてて、阿部寛が演じてるのもあってついつい笑ってしまいます。朝衡(ちょうこう)って漢名があるんだから使ってやれよ。つーか仲麻呂をアベと呼ぶなら、空海のことだってサエキ サエキって呼ばないと変でしょうに。

回想シーンの遣唐使船で嵐にあったときの赤子がすやすや寝てるから怖くないって言った母親の話、いい話なんだけど遣唐使船に赤子を抱いた母親がいる時点でおかしいよね。細かいところは気にせずスルーする能力が必要とされます。

なんだかんだで娯楽作としてはよくできていると思います。

ぼくの名前はズッキーニ

Filed under: - dekaino @ 8:39 このエントリをはてなブックマークに追加 若冴若のはてなBookmark被リンク数

ぼくの名前はズッキーニを観ました。フランスの人形アニメです。
孤児院の話なんですが、はっきり言ってそんなに明るい話ではない。出てくる子供たちはみんな暗い経験/過去を持っていて、事情により親と一緒に暮らせない子供たちばかり。それでも子供らしく時には明るく生活している様子を丁寧に描写していて好感が持てる作品です。
シモンとズッキーニ(クージェッテ)
人物の造形はものすごく頭が大きい2〜2.5頭身になってて、そのに合わせて家とかクルマも不思議な形にデフォルメされているのが楽しいです。
タイトルは主人公のあだ名がズッキーニ(フランス語でクージェッテ)からきています。このあだ名は母がつけてくれたあだ名でとても大事にしています。
いかにもおフランスで、孤児院の先生とバスの運転手で出来てて業務中にもハグしてて、最後には子供までできちゃいます。子どもたちは僕らの妹が生まれたと大喜び! いかも10才いってない子供たちの間でも惚れたはれたやっちゃうあたりがフランスです。

一番年上で暴君的にふるまうシモン君が実はとても繊細で泣かせます。でも警官は大嫌い、警察はシモンの父を逮捕したから。
不幸な運命に負けずに生きる子供たちが素晴らしい作品です。

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