ちょっと今から仕事やめてくる
ちょっと今から仕事やめてくるを観ました。ベストセラー小説の映画化らしいのですが原作は未読です。
リーマンショックの後にブラック企業の映画がいくつかありました。
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれないはリアリティ皆無でしたが、本作はかなりリアルなパワハラ系ブラック企業が出てきます。印刷会社の営業っあたりもリアル!
ちょっとオカルト風味を交えながら、自殺しそうになっている主人公の青年を救おうとする謎の男の正体と、主人公の決断が、心に響く作品です。
まぁ最後のオチはファンタジーすぎですけどね。せめて印刷会社にいた経験を活かして教科書印刷するとか、ちゃんと経験が無駄にならない方向で夢を実現してほしかったです。
営業トップのやり手セールスレディ役を黒木華がやってたのはちょっと新鮮でした。
幸薄い家庭の女中が定番だったのに、やり手セールスですよ。女の武器も駆使して受注してそうな感じがグッド、最後に主人公だけに懺悔して涙でごまかして自分だけすっきりするあたり、マジ腹黒い感じが出てて、こうでなきゃトップセールスなれないよなぁと思いましたです。
とにかく生き続けて再チャレンジした方がいいよってメッセージは共感もてます。
でもこのメッセージが必要な人が本作を見に来るかっていうと、タイトル派手だし正直こないんじゃないかなぁってあたりは残念です。