CUTIE HONEY -TEARS-
CUTIE HONEY -TEARS-を観ました。キューティーハニーとタイトルがついてますがいわゆる永井豪のキューティーハニーとは違う作品です。富野原作でないガンダムみたいに目が2つで角があって白と青のベースに赤と黄色(いわゆるロボット三原色)だったらみんなガンダムみたいなもので、返信するときに一瞬裸っぽくなる女性型アンドロイド(ギュノイド?)ならみんなキューティーハニーみたいな扱いです。
というか、本作では西内まりやが演じる主役ヒロインはキューティーとかハニーとすら呼ばれません。永井豪の要素は皆無で、設定とかキャラ名をちょこちょこ都合よくつまみ食いしているだけです。よって西内まりやによるお色気ギャグはまったくなし。独自設定の近未来デストピア世界で終始シリアルなストーリーが展開されます。
敵はシスタージルと名前だけは原作と同じですが、主役ヒロインと同じ如月博士が作った女性型アンドロイド。敵の手下もスタイリッシュな格好した戦闘員ではなくロボット兵なのです。なにこれ? 全然キューティーハニーじゃない!
ジル様 と 如月瞳
舌足らずに「なぜなら 不完全だからぁ」というセリフを吐く石田ニコル演じるジルの方がキャラが立ってて魅力的です。ジル様にみんな任せておいた方が人類は救われたんじゃないのかなぁ。
きょーティーハニーの映画を期待すると失望しますが、西内まりや/石田ニコルが出演している映画として観るなら楽しめると思います。