青空エール
青空エールを観ました。土屋太鳳主演です。楽器絡みの学園モノで広瀬すずとかぶってるけど、断然土屋太鳳の方がいいです。
映画という尺がある表現のためにダイジェストされているきらいはありますが、高校に入ったばかりの新入生が3年間高校生活を続けていく様子をていねいに描写していく作品です。
そして絶対的な悪役は存在せず、悩みもし過ちも犯すけど人間として正しく成長していく姿は、共感を呼びます。青春映画としてよくできている作品です。
ただ製作スタッフは誰も野球を知らなかったんじゃないかな?
1年生のときの南北海道大会の決勝のキャッチャーフライ、あれは捕れたとしても捕っちゃいけないヤツでしょ? ピッチャーはぼうっと立っててベースカバーしないし、セカンドランナーもタッチアップで楽々サードまでいけるのに棒立ちだし。なんか棒立ち野球だし、野球のルールわかってないみたいだし、すごく取材してリアルに再現してますよ風の演出が台無しになってます。
まぁメインの観客層の女子はそこまで野球のルール知らないからいいよねってことなんでしょうか??
つーか甲子園に出場できたとこで終劇ってのも高校球児をバカにしてないかな? そこはまだスタート地点でゴールじゃないのでは?? とかリアルな視点ではいろいろツッコミ入れたくはなりますが、青春ファンタジーとしてはよくできてます。特に高校生男子が行為を示す女子に手を出さないあたりが一番のファンタジーです。無理があるけどリアルじゃないけど、それはそれなのです。
そういう意味でよくできている作品です。上野樹里のキレ気味の吹奏楽顧問教師もいい演技でした。
コメント »
この投稿へのトラックバック URI
https://wwws.dekaino.net/blog/index.php/archives/2016/09/18/1302/trackback/
この投稿には、まだコメントが付いていません
Leave a Comment
改行や段落は自動で挿入されます
メールアドレスはブログ上には表示されません
利用可能な HTML タグ : <blockquote> <code> <em> <i> <strike> <strong>