シン・ゴジラ
シン・ゴジラを観ました。29日(金)朝8:30からの回。おそらく神奈川県内で一番早い上映を観ました。
最初のゴジラはなかった世界観の21世紀の日本に巨大不明生物「ゴジラ」が来襲するという設定です。
巨大不明生物はまず呑川を遡上する形で上陸です。初上陸が呑川! 渋すぎるセレクションです!!
前半のまじめに未曽有の危機の政府対応をシミュレーションするノリで考えると天皇陛下・皇族はとっくに那須の別荘か京都の御所とかに避難してるんだろうけど、新総理や新内閣組閣には信認、認証式が必要だし、新法律の公布には御名御璽が必要だし、天皇も内閣動揺に超多忙なはずなんですよね。そういうシーンは全く描けないところはある意味限界を超えられなかったのです。
その流れを引き継いで後半のメルトダウンした原子炉を冷温停止する作戦、もとい巨大不明生物ゴジラを凍結封印するヤシオリ作戦は東京中央ステーション(現 JR東日本 東京駅)になったかだと思います。
歴代ゴジラでもっとも旧江戸城(現 皇居)に近いポイントですね。歴代の例に反さず、今回のゴジラも皇居には全く攻撃しません。東側にしか熱線出しません。アメリカからゴジラは皇居には攻撃できないという情報を得ていたのか、ヤシオリ作戦の本部は北の丸公園の科学技術館に設置されます。これで絶対安全、商業作品の限界を逆手に取ってるわけです、
それにしても15日でプラント止めて有機薬剤を大量生産しろってあまりにも無茶ですね。
それをプロジェクトXばりに苦難を乗り越えた美談とするノリが、確かに日本人受けするエンターテインメントとなっています。このノリが世界に通じるかどうかは不明ですけどね。
東宝のことだから意地でも10月くらいまではロングラン上映し続けると思います。
あせって見に行く必要はないですけど、よい出来の作品なので、一度は見ておいた方がよいと思います。