シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人
アミューあつぎシネマでシャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人を観ました。
邦題がすごく長くて今時のライトノベルみたいですが、内容はこのタイトルのまんまです。ちなみに原題は"TWO RAGING GRANNIES"、2人の怒れるお祖母さん といったところでしょうか。なんとなく20世紀前半の香りがするタイトルですね。
製作年は2013年。2009年のリーマン食後の米国の構造不況をうけて作られたフィルだと思います。
シアトルにすむ2人のおばあさん。どちらも電動車椅子に乗って移動しています。彼女らがアメリカの経済について疑問を持ち、いろんな人に聞いて回るというドキュメンタリー風の再現ドラマです。
基本的疑問 「いつまでもずっと経済成長できるの?」 ですね
これ 簡単に無理とわかります。土地も資源は有限だし、地球が大きくなるわけでもないのに未来永劫 経済が成長し続けるのは不可能です。でも資本主義経済の市場に関わる人たちはわざとそこから目を背けているんですね。そんなことはその時考えればいいさと愚かな考えで目先の利益だけを考えています。
お婆さん達は米国内でも優秀な人たちを集めているのになぜ彼らはそんなに愚かなのかがわからないわけです。
観客にもわかりません。
人の愚かさ、カネの魔力をテーマにしつつ、ギャグに逃げているような作風の作品です。
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