劇場版 媚空-ビクウ-
劇場版 媚空-ビクウ-を観ました。牙狼シリーズからのスピンオフ、魔戒法師 媚空の物語です。
今回の敵はホラーでもホラーと化した元魔戒騎士でもなく、闇に堕ちた魔戒法師です。あくまでも闇に堕ちているだけで蔭我を喰われてホラーになったわけではないあくまでも人間のままの魔戒法師です。
たぶん魔戒騎士だったら闇に堕ちたら即ホラーになってしまうんでしょうけど、魔戒法師は人間のまま悪になれるということなのでしょう。
魔戒騎士は人間は決して斬らないので本作では出番がないのです。
闇に堕ちたか否か、それを判断するのが非常に難しく、だからこそ闇に堕ちた魔戒法師を始末する闇斬師の負担は大きいのでしょう。
これは同じく魔戒法師の紗夜。本作のお色気担当。
主役は闇斬師の媚空(秋元才加)。他に、その師匠の白海法師(ミッキー=カーチス)とその弟子の紗夜(朝倉えりか)、番犬所の使いの魔戒法師の代知(須賀健太)などが出てきます。
お色気担当は紗夜(朝倉えりか)ですが、従来の牙狼シリーズのように直接的な表現はありません。今までだったら代知クンの童貞をいただいちゃうくらいのシーンはありそうだったのですが、そこらへんは雨宮監督でないからか省略されております。
アクションは精神世界の中の戦いが多く、肉体をぶつけ合う肉弾戦的な要素は薄いです。3Dゲームの中のCG映像という感じ。秋元才加は腹筋もりもりだけど骨格は普通なので、頑張ってコワい女を演じているんだけどちょっと気を抜くとカワイイ感じが出てしまいます。その点、佐藤康恵(邪美)は骨格が人外でずるいくらい怖いのと比較してしまうとちょっと残念。
パチンコ台の人気がいい限り、牙狼シリーズは不滅だろうから、こんな作品があってもよいと思います。