スター・トレック イントゥ・ダークネス
スター・トレック イントゥ・ダークネスを観ました。JJエイブラムス版スタートレックの第2弾です。
4年前の前作の直接的な続編になっています。基本的にカーク船長の世代の旧作のパラレルワールドとなっており、かなり歴史が異なってきています。
大きな違いは、(1)バルカン母星はなくなってバルカン人は流浪の民となっている(まさにユダヤ人)、(2)スターシップは地上で建造されるし地上を航行できる、(3)クリンゴン母星の月(プラクシス)はもう割れている!!
ブリッジクルーの人間関係にも違いがあり、なんとスポックの恋人は看護婦のクリスティン=チャペルではなく通信担当士官のウフーラ。クリスティン=チャペルは名前だけでてきます。
そして旧作でも人気の高い悪役 優性戦争の首謀者、遺伝子強化された超人カーン(Khan)が登場です。
本作を観る前にまったく予備知識を調べずに映画館に行ったのですが、カーンが出てきたのには驚きました。やはりカーンの悪役っぷりは素晴らしい。そして味方にすると心強い!
JJエイブラムス作品らしく、旧作との整合性を考慮しつつも変えるべきところは大胆に変えてきていて、いろいろと興味深いです。
本作で完全にリブート後のパラレルワールド路線が定着したことになります。旧作では地球本星などの中央では完全無欠に近いユートピア社会で貨幣すら不要となっていて、心躍る冒険はワープ航行でしか行けないような宇宙の辺境にしかない、いわゆる真っ白なイメージのスペースオペラだったのですが、本作のパラレルワールド路線では、連邦中央からしてかなり不完全で21世紀の国際情勢のようなドロドロとしている印象を受けます。ブレードランナー以降の薄汚れた黒っぽいスペースオペラです。
テレビシリーズにスピンオフするのは難しそう。続編の劇場版はまた4年後なのでしょうか?
早く続きが見たいです。
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