TINTINの冒険/ユニコーン号の秘密
TINTINの冒険/ユニコーン号の秘密を観ました。それも字幕版。もうティンティン、ティンティン言いまくりで男子大喜びです。
なぜか吹替版や字幕ではタンタンって表記されますが、TINTINはふつーティンティン以外に読めないよねえ
タンタンは強引にもTINTINをフランス語読みした発音、そのせいでCapt.Haddockもハドックじゃなくてアドク船長と巻き添えでフランス語読みにされてます。
ベルギーの人気漫画をスピルバーグがモーションキャプチャーの3D CGを駆使して映画化した本作は、いかにもな20世紀初頭の冒険物語です。インディージョーンズ シリーズに時代も世界各地を股にかけた冒険活劇というジャンルもかぶります。
しかし、本作は超常現象とかオカルトとか近未来技術とかは出てこない、王道の冒険活劇なのです。怪力乱神を語らずを地で行くクラシックな冒険は決して退屈ではなく、むしろ最近の超能力バトルになりがちなCG演出過剰な作品よりずっとリアリティな冒険を感じられる活劇作品となっています。
ストーリー展開の鍵はティンティンの愛犬スノーウィ。ヤツの演技は本物の犬では手間がかかって大変そう。CGアニメだからこその演出が素晴らしいです。霊能犬ゼロなみの活躍をするスノーウィだけは超常現象的かも?
ハドック船長も21世紀的倫理観だとかなりダメ人間ですが100年前なら普通の荒くれ男の範囲内だったんでしょう。ラム酒漬けだった海賊達から現代のハイテク船を操るスマートな船員の間を結ぶミッシングリンクみたいな海の男です。
いくらでも続編が作れそうなオチがつきこの後の展開が期待できます。というか現に原作にはたくさん続編があるのだが…
小学生男子を連れて行くならぜひ字幕版へ。ティンティン連呼に大興奮することでしょう。それを除いてもワクワクすること間違いなしの良質な冒険活劇映画です。
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Trackback by タナウツネット雑記ブログ - 2011/12/24 Saturday @ 12:01