雲中の仏果山
久しぶりに神奈川県清川村と愛川町の境にある仏果山に登りました。
しかし山頂は雲の中。晴れていれば新宿の高層ビル群も見えるのですが…
かろうじて宮が瀬湖が確認できる程度の展望でした。
久しぶりに神奈川県清川村と愛川町の境にある仏果山に登りました。
しかし山頂は雲の中。晴れていれば新宿の高層ビル群も見えるのですが…
かろうじて宮が瀬湖が確認できる程度の展望でした。
重力ピエロを観ました。
同名のベストセラー小説が原作。
かなり前評判が高い映画でしたが、私には面白くありませんでした。どうやら人を選ぶ映画のようです。どちらかというと女性向き。腐女子の妄想を刺激する映画。
舞台が仙台で、仙台地元の人には楽しいかも知れません。しかし話のリアリティさはまったくありません。
草食系男子を通り越して病的なレベルのキャラ設定。そもそもあんな男兄弟なんてありえないし。
時代設定がいまいちわからないのですが、たぶん1990〜2000年くらい。あの携帯電話機がある時代に、ポラロイドカメラで写真撮るのがもうありえない。携帯電話のカメラかデジカメを使うのが普通でしょう。だいたいポラであんなにじゃんじゃん写真撮ったらフイルム代でいくら金があっても足りません。
ポラロイドカメラの方が絵になるからなんてリアルよりアート性を追求してしまうゆるい演出は、ミステリ作品としては致命的欠陥です。
つまり本作はミステリ作品ではありません。登場人物の心理状況が揺れ動くのを楽しむ心理劇です。つまり本作を楽しむためのキモは登場人物への共感。まるでおとぎ話のような浮世離れしたストーリー展開でも共感できる柔軟な精神があれば楽しめそう。しかし、星里もちる作品のようにリアリティ皆無な設定のストーリーを読んでもキャラの心理描写にリアリティを感じてしまうような、高度なセンスが必要です。
残念ながら私には無理でした。
男性からみて魅力的な女性キャラがいないのが出てこないのも残念。
一応夏子さんという女性キャラが出てくるのですがストーカー体質の危ない女。厳しい厳しい。
本作品の裏には、私刑を容認する思想があります。現実社会の規範では許されないモラルハザードな思想と言ってもいいかも。だからこそ極力リアリティをなくしファンタジー化しているのでしょう。そうでないとあまりに反社会的で危ない。
また、キリスト教的家父長主義を礼賛し自由意志を重要視する思想もあります。原作者にはキリスト教のバックボーンがあるのでしょうか? 不義の子を進んで育てる継父というのはイエスとヨセフの関係のようです。
言葉遊びばかりやっていて、何かともやもやとしたまま最後まで観ても全然スッキリしない自称ミステリ映画。
ラスト・ブラッドを観ました。Production IGのアニメBLOOD THE LAST VAMPIREの実写版らしい。製作は香港/フランス
アニメ版は未見なのですが、地名や施設が実名バリバリなのに、本作では架空名になっているものが多いです。
ベトナム戦争時代の銀座線が駅に入る前に前の車両から順番に一瞬車内の明かりが消えて行くのはリアルなのですが、なぜか車両は丸の内線。浅草行きの赤い車両は謎です。
主役のサキを演ずるのはチョン=ジヒョン(全智賢)。10年前はすごい美少女でしたが、20代後半の今とセーラー服の女子高生役はちょっときついかも。数百年生きてるという設定に真実味を持たせるという意味では成功かも。まぁ確かに柴咲コウを少女と言い切るのに比べれば全然穏健です。
でも黒木メイサあたりの若手にやらせた方がよかったと思うなぁ…
とにかくアクションだらけ、ストーリーなんてどうでもいいと割り切った作品で、チョン=ジヒョンがワイヤーアクションその他でアクションをバリバリこなします。しかし、サキを育てた加藤という老人を演ずる倉田保昭がピカイチ。劇中の1960年代には加藤はとっくに死んでる設定ですが、サキの回想シーンで大活躍! 年をとっても冴えまくりの倉田アクションが堪能できます。
悪役の小雪はイマイチ。CGでうまく誤魔化してるけどアクション的にはつまらない。小雪はフランス人ウケがいいのかなぁ? 劇場版デビルマンに出てきた富永愛のような扱いです。
倉田保昭のアクションが好きなら必見の映画です。
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