トロピック・サンダー/史上最低の作戦
トロピック・サンダー/史上最低の作戦を観ました。
コロナワールド小田原で観たのですが、なんと観客は私独り! 完全貸切状態です。その日は14日で近所にあるTOHOシネマズ小田原がすべて1000円のサービスデイだったことを考えに入れても、客の入りが悪すぎです。
おそらく予告編がよくなかったんじゃないかと思います。あの予告編だと日本人に観に行きたいと思わせるのは難しい気がします。あの予告編では100%オバカなノリのオースティンパワーズからセクシー要素を100%削除したような映画にしか思えないもん。まったく女っ気ゼロというのは問題だ。
しかし、実際はそんなバカ映画ではないのです。いや確かに下品でグロいお下劣ギャグ満載なのですがそれだけではない。本作はドリームワークスらしくきっちりとA級作品に仕上がっています。誤解を恐れずに言えば、本作は実写版シュレックです。みんなが知っている有名俳優を元ネタとしたパロディが主のドタバタコメディなのですが、逆説的に意味深い話を展開していくのです。映画撮影と現実がごっちゃになった俳優モノという点でギャラクシークエスト(これも名作)にも近いかもしれません。
とにかく本作はあなどるなかれ。まったく話題になっていないまま上映期間が終わろうとしていますが、セルDVDが出る頃に口コミでブームが来るかもしれないポテンシャルを秘めていると思います。
映画の知識が多ければ多いほど本作は楽しめると思います。私は貸切状態だったのをいいことに思いっきり爆笑してました。映画に詳しくない人でも楽しめると思いますが、少なくともプラトーンだけは事前に予習してほしい。
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