宮廷画家ゴヤは見た
宮廷画家ゴヤは見たを観ました。原題はGoya’s ghosts。
激動の時代のスペインを舞台に、数奇な運命をたどった豪商の娘と神父の話です。歴史上のゴヤ本人もいろいろな逸話がたくさん伝わっているのですが、そこはすべて外してゴヤは狂言回し役に徹しています。
ヒロインはナタリー=ポートマン。V for ヴェンデッタ以上の汚れ役を見事にこなしています。アメリカ・スペイン合作で上映されたのは英語版でした。主人公達もナポレオン仏軍も英語はなしてます。もちろんイングランド軍も。スペイン風だったのはMr.のかわりにSr.(セニョール)を使ってたくらいかな。スペイン語版があるならそちらも観てみたいです。
出てくる人物はゴヤも含めてすべて俗物で、カトリック教会やフランス革命軍の腐敗ぶりがいい感じに悪臭はなってます。
歴史大河モノが好きな人なら楽しめると思います。