ルネッサンス
ルネッサンスを観ました。フランス・イギリス・ルクセンブルク合作。
スキャナー・ダークリーと同じモーションキャプチャー/ロトスコープ系のCGアニメ作品で、画像を見てわかるように完全なモノトーン、しかも人物はハーフトーンなしのハイコントラストな絵です。この切り絵のような絵がロトスコープによってなめらかに動くと、なんともいえない印象の動画になります。全編ほとんどこの切り絵動画で昼と夜の違いや水の表現、雨のシーンすら表現してしまいます。
世界観は2040年代のパリが舞台で、それなりにテクノロジーも進んでいるが貧困層も相変わらず存在している世界です。主人後は刑事である失踪事件を捜査するという形でストーリーが進んでいきます。
SF的な未来ガジェットもふんだんに出てきます。それがまたモノトーンで上手に表現されます。透明化スーツだって出てきます。
ストーリーそのものはSFとしては昔からありがちの陳腐な話なのですが、表現が奇抜かつかっこよく素晴らしい作品となっています。
日本で公開されているのは、日本語字幕+音声英語ですが、字幕の文字が白いのでちょっと読みづらいかもしれません。簡単な英語なので英語音声だけ聞いてても大丈夫かも。