松竹版ゲゲゲの鬼太郎
松竹版ゲゲゲの鬼太郎を観ました。ウェンツ主演の実写版です。
東映ではなくて松竹なのがミソ。鬼つながりってわけじゃないですが、響鬼の事情にちょっと出ていた話で、同時期に東映でも実写鬼太郎の企画が動いていたらしいのですが、松竹とはまったく無関係だそうです。
クレジットに東映アニメーションと出ていたぐらいなので、従来のアニメ版に慣れ親しんだ人も違和感なく見ることが出来るでしょう。猫娘(田中麗奈)は、ノースリーブミニスカの赤いワンピースに毛皮のパンツという新解釈ファッションでしたが、意外と様になっていました。
ロケハンをかなりやっていて屋外シーンが多いです。かなり金をかけています。またかけただけの効果が出ています。妖怪もたーくさん出てきますが、ロクロ首役をやっているYOUは、首が伸びる伸びない以前にその存在だけで十分妖怪です。まさに現代の妖怪。彼女に勝てるのは黒柳徹子だけでしょう。
ちょいネタバレになりますが、最後の最後にドラえもんの秘密道具なみに反則な便利アイテム「忘れな草の花束」で記憶全消しエンドです。これゃ便利だわ。貸本時代の墓場の鬼太郎なら「父さん、忘れな草送るの ちょっと早すぎますよ。せめて一発ヤるまでは待ってくれてもいいのに」とか言いそうな感じ。
松竹の金と人脈をふんだんに使った良質なGW映画です。子供にもぜひおすすめ。
コメント »
この投稿へのトラックバック URI
https://wwws.dekaino.net/blog/index.php/archives/2007/05/06/373/trackback/
この投稿には、まだコメントが付いていません
Leave a Comment
改行や段落は自動で挿入されます
メールアドレスはブログ上には表示されません
利用可能な HTML タグ : <blockquote> <code> <em> <i> <strike> <strong>