劇場版 僕は妹に恋をする
劇場版 僕は妹に恋をするを観ました。
主演の松本潤の人気のせいか、観客席は若い女性でいっぱいの大入りでした。先週は満席御礼でチケット売切だったくらいです。
原作はベストセラーの少女マンガらしいのですが、私は読んでいません。ストーリーはまさに典型的エロゲーそのまんまの話です。
以下ネタバレあり!
登場人物は
ヨリ(頼) 二卵性双生児の兄。秀才。演ずるのは松本潤、演技は微妙。
イク(郁) ヨリの二卵性双生児の妹。演ずるのは榮倉奈々、演技は微妙。
ヨリと同じ高校に通っているのか謎なくらい学業不振。高校生なのにヨリとイクは同じ部屋に暮らし二段ベッドで寝る(上がヨリ、下がイク)。兄との初エッチはイクのベッドで。
くすのきともか ヨリと同級の女子で、ヨリのことが好き。演ずるのは小松彩夏。演技は巧い。
理科室でヨリとイクがキスしてるのを目撃したのをネタに脅して、無理やりヨリと付き合う。初デートでヨリにラブホテルに連れ込まれて初エッチ。ヨリいわく「好きでなくてもいいならつきあってやる」
矢野 ヨリと同級の男子。イクにモーションかけまくり。演ずるのは平岡祐太。演技は巧い
モーションをかけるも結局はイクにふられてしまうが、その後もいい友達関係にある。実はイクではなくて兄のヨリが好き(ウホっ)。でも告白できずに片思い。肉体関係なし
まともなセリフがあるキャラは他にはヨリ、イクの母(浅野ゆう子)だけ。主要登場人物すべてが主人公が好きという、まさにエロゲー感覚満載の設定です。
映像はかなり安っぽいです。高校か大学の映画サークルの自主制作映画のようなつくりです。またはアダルトビデオのしばしば早送りされてしまうドラマパートのような感じ。具体的に言うと、基本的に長まわし、1カット2分や3分は当たり前。しかも手持ちカメラでぷるぷるゆれながらフレームが移動します。BGMは基本まったくなし。音声はセリフだけで淡々と進みます。例外的に盛り上げどころではしょぼいギターソロとかピアノソロ、クライマックスでもせいぜい器楽四重奏程度です。まったくもって安っぽい!!
制作費はかなり安く上がってるはずです。これで大入りなんだからものすごく儲かってます。商業作品としてはかなり上等の部類でしょう。
本作の見所はヨリが大きくなったり小さくなったりするところ。ヨリ役の松本潤はちょっと小柄。そしてイク役の榮倉奈々はモデル出身らしく長身。普通に二人が並ぶとやや榮倉奈々が背が高いくらいなのですが、さまざまな特殊効果を駆使して松本潤を大きく見せています。あるシーンでは一回り以上大きく見えるのに、次のシーンではいきなり縮んでしまったり。ある意味ギャグとしか思えない伸縮自在さに気づくことができれば、本作をかなり楽しむことができるでしょう。芝生に寝転んだシーンで松本潤がひとまわり大きく見える特殊効果には感動しました!
1件のコメント »
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おもしろいところ見てるなーと感心したよ。でかいのと競演する女優なら、大林素子クラスまで修正は入らなさそうだ。
Comment by たかば - 2007/1/30 Tuesday @ 14:16