王の男
王の男を観ました。いわゆる韓流映画です。
韓国では知らぬ人はいない暴君 燕山君(ヨンサングン)とその愛男妾と芸人集団の物語。ちなみにチャングムの誓いの主人公徐長今(ソ=チャングム)の父を死刑にしたのも燕山君。
歴史映画らしく大人数でダイナミックな映像が美しく話も面白いです。勧善懲悪的に燕山君を悪者に仕立てることなく、人間として等身大の燕山君を描いています。演ずるチョン=ジニョンも巧い。儒教色の濃い建前と実態が乖離した息苦しい王宮の雰囲気を見事に表現し、むしろ燕山君に同情的な視線で燕山君こそが悲劇の主人公のように描かれています。
女のように美しい男コンギルが出てきますが、相手役となるものがチョンソンも燕山君もヒゲ熊系で、801的ではまったくないので、それを期待していくと失望すること間違いなし。
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