バルトの楽園
バルトの楽園を観ました。楽園と書いて「がくえん」と読みます。
第一次大戦 青島(チンタオ)で俘虜になったドイツ兵の収容所の話です。一応実話が基になってます。
淡々と描かれる収容所シーンがNHK特集(NHKスペシャルではない!)のノリで団塊の世代の受けはよさそうです。坂東収容所は地元ぐるみでドイツ俘虜を受け入れた模範的な俘虜収容所となるわけですが、ちょっとご都合主義的なところはあるかも。プロジェクトXぐらいの演出は入ってるね。
普通に見てれば「ああいい話だなぁ」で終わる話です。でもその感想からアフガン軍やイラク軍の俘虜も人権を損なわないような扱いにしなきゃなぁって考えに思い至る想像力を持ってる人は少なそう。
クライマックスのカラヤン指揮の男声のみに編曲された第九も素晴らしいし、娯楽作としてよくできてます。